Utakata
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蒼竜胆
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文学が好きな大学生です。
これまでの経験、日常生活で感じたこと、見た風景を詩にします。
令和五年九月二十五日
寝静まる 世界の端に 満つ欺瞞 僕だけの夜 僕だけの街
8
晩夏光 眠りについた 遠き日に 貴女の残滓は 心を侵して
9
寂寞に 長い待宵 彷徨えば 月も届かぬ 水底にて
8
虚無の縁 秋風蕭条 夜凪にて 無音の帳 水底は手招く
9
缶の山 恋の終わりか 酒の味 今日は帰さぬ 飲み友達
14
やめてくれ 誰にも響かぬ 叫び声 ならば殺そう 心を保つため
5
咲き誇る 赤い絨毯 夏の日と 君の笑顔に 別れを告げて
12
青い空 涼しい風に 拐われて 蒼き竜胆 終わらぬ蒼
7
遠き日の 君が微笑む 昼下がり 今は曇天 過去に囚わるる
9
窓辺にて 紫煙を纏う 君の影 月が攫った 私の心
8
誰も皆 私を知らぬ この街で 月光だけが私の自由
7
眠る街 君に届かぬ 月明かり 闇夜が拐う 我が想ひ
7
眠れぬ夜 囂しかな 虫時雨 白む夜空に 夢を描いた
8
森閑に 白い命の ざわめきが 新たな季節 告げる風の音
9
静寂に 光の足跡 曼珠沙華 赤い鼓動は 誰にも聞こえず
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