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見ようとも見えぬ瞬き眼の端に 彼方のひかり六等星よ
22
2本
残る
(
ある
)
歯には硬くてハイカカオ夏には溶けてつまめぬ難儀
20
ひとり居り 孤独といふ名の ガム
食
(
は
)
めば 期待の割れて 風船のごと
12
夕まぐれ ほのかに照る目 まぐれかな
4
地を知らぬ群青も知らぬ愚かさを知らぬ都の愛らしき鼠
4
夏めく日 陽光差して 肌濡らす
5
休み果て ひとり静かに 筆動く
6
もしいつか姫になったらその時は ふたつ結びを独占したり
6
腐るほどああしろこうしろばかり言う人も去り行く時の無常さ
23
学校の世間知らずの教師らが 安けりゃいいやとアマに丸投げ
15
「遊んでる」と
蔑
(
さげす
)
む夜の中に本当の愛はいくつあるのか
4
わたしたちの
大森靖子
(
おおもりやすこ
)
を闘わせたらどっちがかつんだろう
2
デジャブからフラッシュバックの道すがら 駅前に寄る 緑のけやき
12
結局は学校回りのド素人 海で転覆、陸で横転
12
「ねえママ、おじいちゃんどうしたの」「しーっ、坊や」(真似かっぱ2)
12
おいでよと ただ一言の 招待に 私のままで 春と飛び込む ・お題「「招待」
10
盗むなと 許さぬはずの そのペンが なぞっていたのは 他人の足跡 ・お題「盗む」
5
雲流れ降ったり晴れたり陰ったり 空の想いも揺れる五月や
24
きらめきて土蔵を覆う蔦若葉運河のなごり水脈々と
31
清々し尾張の国の一之宮 拝殿に立ち長めの祈り
24
前を向き 進む道にも 立ち止まる 心を揺らす 君の面影
16
酔拳を酔歌となぞる
酔
(
い
)
い加減 呑めば呑むほどうわばみの拳
16
生業を 爆弾ひとつで駆逐する 優生思想 ここに残れり
10
カモノハシ ハシビロコウと 末がなし 面を気にする 人間の業
11
自衛隊 県警ヘリと 航空機 航路高度を 音が伝えり
11
半袖で川風の土堤夕まぐれ
腕
(
かいな
)
こまねき
寒
(
さぶ
)
いぼさすりつ
16
春はもう眠いみたいで次のひと 君の隣で知覚する夏
7
記憶をたぐる網の目がだんだんと大きくなって月さえこぼす
7
短歌をば趣味とす新しき人生 生前の祖母に読み聞かせたし
25
若草の 野辺にも
染
(
そ
)
まず 行く黒き 猫よお前は いつも絵になる
38
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