Utakata
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リンコ
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「また盆に」中折れ帽子に手をかざし 門の緑に消えゆく背中
11
はじまりはこの手の中に采はあり 振ればその目を信じもきれず
5
始まった今年の夏の一
頁
(
ページ
)
雨上がりの朝耳を突く蝉
11
山をゆく今も昔もそこにある 風も芭蕉もこの
路
(
みち
)
をゆく
13
あまりにも口は多くを語りすぎ本当の心を置き去りにする
12
キミってさ、「快速」を待つ私の手グッと握って「普通」に乗る人
6
変わりゆく心は誰にも責められぬ私が私を責めることも
11
薄ベール羽織る月が柔らかく照らす
(
しるべ
)
標
を飛行機はゆく
9
薬局でキレイな髪になりたくて選んだシャンプー髪きしむ
5
道端のアルストロメリアに手を掛けて花びらに見る母のそばかす
12
夜はまだ春の名残りの涼やかな風が揺らす風鈴短冊
12
ジョギングの
T
シャツ通る夏風は背を膨らませ遊んで出てゆく
14
ジョギングは難題思うと早やゴール 歌の文字数整わないまま
10
嫌いだよキミの言葉はうんざりだ だけどキミを愛しているんだ
4
はじまりはいつも私の気分次第 最後は坂を転げ落ちる
8
この曲はあなたと聴いたゲレンデで
10
年経っても降り止まぬ雪
11
月の夜 時間を忘れた白い蝶はばたく羽の眩しき輪郭
12
ひとつ席 左に座った窓の外 こでまり見えた
彼
(
あなた
)
の
視界
(
せかい
)
5
交れず離るることもできぬ月 地球を愛でて恨みながら
5
白む空 昇る朝陽に「待った」かけ アベリア揺れる朝帰りの路
3
あなたとは恋人だった 夫婦で家族で 最後は親友がいい
9
首都高が空へ突き出す秋の宵 このまま月へ
逸
(
はや
)
る右足
11
この曲をキミと聴いて黙り込んだ 酔い覚ましのコーヒーの後
5
隙間から眺めてるから美しい 隣の
楓
(
かえで
)
もキミと僕も?
5
ひまわりの花が机に垂れる頃 会いにゆきます秋をまとって
7
「そう言えば」って
序
(
つい
)
でみたいに言ったけど何十回も心にしまった
10
青白き秋の月が香りだす ジャズをかけて餃子を包もう
6
燃ゆる日を囁くように夏草が
小径
(
こみち
)
を覆う川原の夕暮れ
14
明けていく昨日を葬り薄赤い
彼は誰時
(
かわたれどき
)
をあなたと望む
3
踏切で 美しき
時間
(
とき
)
の中にいた叶わぬキミを待つ
私
(
われ
)
を見た
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