Utakata
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リンコ
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隙間から眺めてるから美しい 隣の
楓
(
かえで
)
もキミと僕も?
5
ひまわりの花が机に垂れる頃 会いにゆきます秋をまとって
7
「そう言えば」って
序
(
つい
)
でみたいに言ったけど何十回も心にしまった
10
青白き秋の月が香りだす ジャズをかけて餃子を包もう
6
燃ゆる日を囁くように夏草が
小径
(
こみち
)
を覆う川原の夕暮れ
14
明けていく昨日を葬り薄赤い
彼は誰時
(
かわたれどき
)
をあなたと望む
3
踏切で 美しき
時間
(
とき
)
の中にいた叶わぬキミを待つ
私
(
われ
)
を見た
4
雨粒が短冊濡らす七夕は観客
阻
(
はば
)
む二人の雲上
3
幸せが漂う歌を詠みたいと紫陽花めがけて石ころを蹴る
7
空に見ゆ彼女の未来は透明で七色にもなる無限の宇宙
9
今さっき
止
(
や
)
んだ梅雨の合間こそ領地奪還 勝者の草引き
2
駅前でトラックいっぱいの薔薇を売る そんな花屋がパリにはある
9
久しぶりに老いた親と友に会う笑顔の宝は思い出にある
8
夏告げる花が咲く頃
月山
(
がっさん
)
をあなたと越えて生まれ変わろうか
11
現実と幻想世界のトンネルはイヤホンプラグで開通する
3
曇天のキミの家の庭先で夏を夢見る琵琶は食べごろ
7
打ち上がり空をふるわす光る花 心に響く夏の始まり
10
バイバイと玄関前で別れるが犬の散歩でまたキミを追う
5
離れると空を飛び交う文字の波 いつもの夜よりあなたが近い
7
ため息はそこらじゅうに落ちていて道の端で石ころとなりぬ
4
日常はテレビよりラジオの方が心と作業を軽やかにする
8
美しい言葉が溢れる浴槽で今日の軌跡をなぞり返す
4
葉の先で通り過ぎた
雨露
(
あめつゆ
)
が憂鬱を閉じ込め輝きだした
2
夏風が棚田横切り雨誘い 早苗弾いて緑つやめく
5
前をゆく背の高き人と手を繋ぐ子らは家族の波のゆらめき
8
駅前の水道道公園で四つ葉見つけてキミに会いに行く
1
木洩れ陽が揺れて生み出す織り模様 記憶を漂い曖昧とす
5
愛されているから愛しているんだと気づく愛はエゴイズムなり
1
録画したドラマの後の天気予報力説したってハズレはハズレ
7
押し寄せてくる駅まで向かう人の波 砂浜残る私の歩幅
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