リンコ
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同じ朝同じ時間の電車待つ白い溜め息もう冬だった
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私は私と言う私こそ誰より人を意識していた
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水という異なる気体の化合物 孤なる固体の悲しき嫉妬
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いにしえの歌口遊くちずさみ耳にする 想い人待つ衣擦れの音
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我を花と眺め剥がす花弁のよに 摘みし花もかように愛たか
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フキダシが連なるキミとのお喋りは その日の〆のデザートのよう
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なぜだろう溢れる気持ち会いたくて まだ足りないんだキミを知るには
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本当の心は言葉を拒絶する だから口はつい嘘をつく
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