もういいよ ありふれている 許しさえ 言えないのなら もういい黙れ
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両の手にいちじく受けてたらたらと盛り過ぎつつある夏啜る
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お魚を綺麗に食べるねと言ってくれた あなたを守る魚でありたい
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踏切で群れる鳩へと警笛を鳴らせば教官わたしを𠮟る
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きらきらと川面(かわも)の映える古里(ふるさと)のワンコを連れて散歩する朝
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床板を鳴らす爪の音(ね) 脳裏をば再生(リピート)す 亡き愛犬(きみ)の足音
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金でなくオレンジだった甥(おい)の髪どちらにしても会えて嬉しい
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隣より野球ニュースの漏れ聞こゆ寝床のわれはズキンでアウト
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鹿の骨二本燻して供えたい 線香よりも喜びそうで
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ふたまわり もう巻けないね絆創膏 母の手のひら逃げ出す指よ
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未(ま)だ青き 稲穂が涼風ゆれながら 黄金に染まる秋遠からじ
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俺だってたかが三十年だよ と母にぶつけたあの夜のこと
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キャンプして同じ漁り火見しひとの足跡消ゆる朝の浜辺に
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朝の戸を 訪て叩くは 夏の影  秋の袖引き いまさら何を
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山間の 路傍に咲きし鬼百合の 孤高の姿凛と立ちをり 
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みーんみんから変わってる蝉の声 ツクツクボウシ秋を告げるや
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いつの日か 消えるであろう トーク画面 スクショしながら 懐かしむ夜
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野垂れ死ぬような気がしていた父に 存外友が、いるのを知る夜
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怖いよな 人をいかすも 殺すのも 口から出てく 武器次第なの
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受け止めたつもりでいたが、なぜだろう 説明すると涙が出るの
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さようなら 空の青見て 独りごつ 雲に溶けいく 煙を眺め
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真実も事実もいらない言葉もそう 信じるなんてナンセンスでしょ?
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子宮脱にペッサリー入れ具合問ひ患者の笑顔に安堵してをり
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痛みに鈍いあなたが好きよ 必死に生きなくていいとホッとするから
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夢なら無痛と誰が決めたの 生きていてその境界がほんとに分かるの?
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さよならね 不安がわたしを煙に巻き 嫌な女にするから今夜
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白き手の 角帯結べぬ愛しさよ 「合っていますか」「合っていますか」
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北国は 早いんだよな コマーシャル 毎年思う もう冬タイヤ?
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今ちょうど片足出せば肉塊になれると思うAM8時
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いつの日か私が貴方を忘れたら 殺してください もちろん貴方が
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