「カンカカンッ」げに恐ろしき衝撃波!歯の詰め物が取れずにハンマー!
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蝶になる美しく翔ぶ君がいる望む未来は進めば近付く
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好きな物持ってあの世へ行けはしない託したのちに灰は舞飛ぶ
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才を持ち生まれし御仁の苦悩など及びもつかぬ凡庸の幸
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お月さま 全然終わりが見えないが 「深夜のRED ZONE」 吉兆としとく
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神の護り 決して我が身を離れざる ネカマになんて 騙されないよ(苦笑)>神様ありがとうございます😊
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気配なき夜の小部屋を覗き込み夜な夜な詠う置き手紙かな
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うっかりね何かを踏んでも転ばない自分の部屋で慣れてるからね
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信濃より 秋桜の咲く 便り有り 追憶のさち 撫でる黒縁
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道の横エノコログサが誘うので三本もらうすぐ猫釣れる
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休日に刺さるアニメを見つけた日まさに本日にっぽん日和
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勢いでビールを飲めるうちはまだ夏のままだと思うんだよな
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友達の 少ない息子が スマホの画像 加工して 偽りの集合写真を 作ってとねだる
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夕方に雨戸を閉めに窓を開けまだ夏だった今日を感じる
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ゆらゆらと 海月のように 漂って 自由を餌に どこでもゆける
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言の葉が 崩れていった 言葉が 崩れた ことば が くずれ る こと が ば く た ず れ
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得意だと 商品化した ラベルの下で 描いた模様の 心うごめ
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徒歩5分 自転車10分 バス2時間 ロケット3日 それぞれの家
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停電に なり改めて 何事も ほとんど電気で あることを知る
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闇の殻這い出づる強きたましいの やわこくてあおいへその緒をにぎる。
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現役は行かぬと妻を送り出し敬老会の弁当を待つ
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弱くあれ強い言葉に惹かれるな損得なんか捨てちゃってさ
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俺もやる 既読スルーに 電話無視 そういう文化 そういう返事
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こんなにもしにたいのにさ、きみはまた知らない人と通話している
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炎昼の日陰の中の一輪のハイビスカスのくれない冴える
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妄想でも 三十一の 音の中で  夢が見れる そんな頃々
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来る来ない 乙女おとめの如く 花びらを  千切ちぎりて来たのは 雨だった
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足元に転がる死体知っていてかれを抱きしめるエゴ/自己嫌悪
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一目惚れ 一緒に住むなど 夢の夢  今同じ家 同じ部屋に
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はじめてのママの出張息子言うイヤださみしいパパが行ってよ
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