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ドッキリを家族で観てた六歳児 その頃すでにドパガキである
4
真っ暗な校舎だんだん降りていく 無限回廊かもよと笑う
13
ジィ・・と点け静かな怒りよ フィラメント千切らん程度にこっそり光れ
13
いまさらに恋のかけ引き望まぬも惚れた弱みの絵文字探しよ
9
雨頻り 暗渠へと走りゆく水をしひて抒情と称びし夜のこと
4
世界てふ哀しくも輝かしきもの、胡瓜の緑、茄子の紫
8
ダイエットすれば膝痛半減になるんじゃないかなるんじゃないか
20
情報は 人を経てのち ここにあり 正しくあるか 偏りないか
15
六月に求めし真赤なりんご二個。産地を見ればニュージーランド
4
夢語り 集まり散じて 後悔も 僕らはビッグバンの星片
11
Wagner
(
ワーグナー
)
「Lohengrin」
(
ローエングリン
)
歌いたる 音痴なれども 母の「ブラヴォー」
12
手探りで良いとは言った 言ったけど そのセックスはヒト用ではない
3
流れゆく 大気に晴雨 地の揺れに 津波予報し民守る人
15
不覚にも転倒するなどなきはずがおまけに手首に厚き包帯
18
『遊歩道』の看板みたいね、その笑顔 「平気」「楽しい」「まあ知らんけど」
2
夜を晴らし 星の軌跡を紡ぎ出す むべ山風を嵐といふらむ
6
三姉妹 孫たちお嫁に いくときは じいじはきっと 涙酒かな
24
塩鮭のカマ こんがりと焼きほぐし 食欲無き日もこれさえあれば
22
入札の 札入れ額に 悩みつつ 取れたらどうする 人のやりくり
18
人権が 存在しない世界線 女郎女郎と 云うなよせんせぇ
12
喧嘩した次の日チョコで機嫌取り?妙にこなれて見えてムカつく
1
女郎蜘蛛 糸
手繰
(
たぐ
)
られて 身受けより 愛した
男
(
ひと
)
と 逝くもしあわせ
13
汚れても良い服で来て 嘘が下手な私を強く抱き締めてくれ
7
土の質にもブレず 純白を咲く 柏葉紫陽花 垣根を越へり
26
づけ鮪麦飯にのせ海苔ちぎり 刻み茗荷を簾に見立て
23
感情で 叱る度合いを 変えるなと 己を叱る わが親心
17
上
(
かみ
)
に立つ人の慎みありてこそ
下
(
しも
)
もならひて德は厚けれ/『論語』學而第一の九
7
醸成する 未来の残像 どこまでも はるか先には 妖精の爪先
5
思い出す団地の裏のすべり台幼い自分はまだそこにいる
17
「喪服なのでサイズ大きく作ります」
(
忘らるる 身をば思はず 誓ひてし
)
人の命の 惜しくもあるかな /38/100 右近
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