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「戻りたい、みんなで寝たい。」 懐かしむ まあるい声で 微睡の中
6
コンコン失礼します地獄の門をあけてくださいな
5
暮れなずむ飯森の野辺提灯の明かり微かに葬列は行く
11
いと惜しむその心にぞ舞ひ降りぬ歌神化身や言の葉しづく
9
バストなど扁平でいい、だけどでも胸より腹が出るの嫌かな
30
止められぬあの子の足は どこまでも 転がる不穏を踏みつけて行く
8
私たち 色んな意味で 似ているね ワンと一声 異論ないみたい
9
愛すれば 悩みはいつか 消え去りて 喜び満ちて 愛に染まりて
5
子らからの宅急便のあひつぎて冷凍庫うめる博多や出雲が
21
金華山鮎川浜のそのあはひ霧押し寄せば鯨舞立つ
9
自らの テキトウ ズボラな性質を 呪う日もあり祝う日もあり/今日は呪う日(反省)
17
便利な世 いかがわしき事 身に染みて 「遣っちまいなよ」「男」だったら ? ? ? … …
7
ぬばたまの夜に夢路のあめふらし 黒の
深山
(
みやま
)
にたどる きみが香
15
憲法の義務に応えて兵となる 司馬の言葉は三島に勝る
13
五月雨に山の緑は深く濃く 旅終えし身にすぅと染み込みぬ
19
ここならば こころひらいた しゅんかんに いやなことおきて そこをはなれる
3
あきらかに変な時間に食べるから磨きかかったぽっちゃり度数
26
一日を 終えて一息 日を跨ぐ カフェバー独り 気持ちリセット
17
わだかまる胸の中には黒々と憎しみに似た何かが澱む
6
五才孫 抱っこ星人 かわりなく 腰にずしんと 成長の跡
23
孫達の 笑顔溢れる 日曜日 バナナジュースの 香るリビング
22
ガラクタを拾い集めて磨きぬく 特別になる呪いのように
6
檀ふみに紺野美沙子に芦田愛菜 この系譜こそ日本の良識
12
「逸脱」を 家で囲いて 国黙り
未
(
ま
)
だ
遺
(
のこ
)
りたる 戦前日本
12
求めてるものをやれない 交わらない 血肉分けても 孤独に落ちる
6
目的のバス停 一つ前に下車 ゆるり歩を運び 雨後の風吸ひ
26
始まった第二の私未熟なまま すべてを許す小さな神様
8
バタフライ上手く出来ずにプール出てペタペタ歩く我はペンギン
22
透き通る ガラスの
白鳥
(
スワン
)
に 我もなり 月の都の 池に浮かばむ
28
ノイバラは お世継ぎ残し 旅立てり たてつく者に 牙を残して
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