さくらんぼ美味くはないがかわいいと母言い見やる咲く花の白
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さくらんぼ手間暇かかる儲からぬぼやきつつする消毒の霧
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さくらんぼ咲く畑見ればそこかしこあちらこちらに小霞の居る
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技巧派は力技では無理なこと小細工します次こそみてろ
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妖精の粉が花粉と仮定して そういう意味で選ばれし者?
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サラダ指し「このアスパラはどこ産?」と聞けば嫌われてしまう気がして
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スタンプがスマホから落ち手をふってベッドの下に逃げる 寂しさ
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肉眼で僕の顔面みることは不可能なんだと気づく衝撃
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薄闇にじわり躑躅のグラデーション動けば風は生まれてくもの
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休日はほこりまみれの自室にて壁にくしゃみを捨てる一日
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折り返し 呼び出す音に すぐに出る 電話はミドリ 軒下に立つ
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荒れた手の爪薄くなり百均のネイルチップでもうサイア人
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貧困は望まないこと清貧は自らのこと律すると見る
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焼け落ちた瓦礫の街に星降りて 平和の国はあまりに遠く
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私の寿命教えてください 星になる前貴方に逢いたい
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遥か空産み出されてく飛行機の他人事の雲ただ眺めてた
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何者になる必要もないからさ せめてあたしのものになってよ
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告白は いいけどそれって 返事いる? いまも一緒に 居るじゃないの
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朝起きて 挨拶がわりの ゲップと屁 年の夫婦にゃ それもまたよし
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タラレバで選ばなかった道見つめ後悔する癖足枷となる
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ゆいいつの 正しい二分法 あるならば しってるせかいと しらないせかい
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いつも右に曲がる道の背中側の酸素を知らないまま生きている
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すでに夏の 顔見せている この空が 季節の時計 急がせている
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フラれたが 3日後急に 誘われる そして私は 深みにハマる
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串カツのソースに思い出二度漬けて二度漬け禁止の看板を見る
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息子むすこロス」忘れてのんびり羽伸はねのばす 息子かれから電話息子おまえが母ロス?
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「イラつく!」と目を三角にする君は思春期の渦もがいて、もがいて
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赦します食べるということ生きること矛盾を背負って食べる私を
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死まぢかに 何を想うか 我のこと 少しは想うて くれたらハッピー
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嘘つけば瞬き多くなる君の優しい嘘に騙されたげる
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