冬村窓果
2
10
投稿数
267

夜の感傷と一抹の寂しさ、それから道中での思いつき。

曖昧で叶わぬ夢を見るだけでそれでもずっと手放せぬまま
8
聴こえたの だからわたしはここにいる きみよ見つけてはやく気づいて
5
悠久を生き延びてただひたすらにあなたのもとに帰りたかった
3
桂むきみたいにいつか境い目でうまく一皮むけたらいいな
7
なかなかに大変だけど 旅立ちの機には乗じて飛んで行け 行け
4
せせらぎも海の音さえ偽物で 家の中にもなにかなかった
3
星々が笑いさらさらながれ行く そのをなぜかみな知っている
4
どこまでも、一緒に行けたらいいのにね 「星が綺麗」とあなたが笑う
8
意味なんて無いかもしれないなにもかも自分のためにやったらいいよ
8
「ひさしぶり」「元気にしてた?」「ぼちぼちね」「それはよかった」「それじゃあまたね」
8
ちゃんと寝て朝に起きればいいものを 朝寝夕起き無限夜更かし
7
感傷をカタチにするときぼくたちはあんまり無駄に寂しがってる
4
注釈をその都度つけて生きています わたしを過信しないでほしい
10
最悪で耳がつぶれると知ろうが大音量で夢をみたいの
4
案外に好きな曲って聴いてないそれよか未知と出会いたくてさ
6
偶然の出会いばかりを好んでる 既知の好きより未知ばかり聴く
4
新春の寿ぎをよく伝えてよ 桜が川を彩るように
4
蛇が描く「巳」を読み眺めそのうちにいつの間にやら「己」の姿
4
アボカドがかたい気がしてあやふやにくり返してる気持ち十秒
6
臆病で誰かのファンを名乗れない 推すには好きの責任がある
12
厄介な心配性が選ばせた 十一冊の本との通学
8
体調が悪い?と不安になったけどよく考えずともただの寝不足
9
指摘されはじめて気づくことばかりそんなこんなで人間やめたい
8
朝帰りしたとて家で寝る時間なぞ無いわけで 飯、風呂、電車
6
「帰ろうか? それじゃ会計」 「あっ、ダメだ」 残り3分 乗れない終電
6
西向きに走る電車に乗る時は日光を避け座席を選ぶ
8
アウターとセーター、リュック 上半身ぜんぶネイビー ネガティブの擬人?
6
この歳になって初めて塗ったからホホバオイルはただいい匂い
4
矢に乗って日々は気にせずいるくせに月末だけは降りて気がつく現在時点
4
長かった夏ボケみたいな状態でいまから既に真冬の格好
9