Utakata
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冬村窓果
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夜の感傷と一抹の寂しさ、それから道中での思いつき。
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酷使した目頭おさえ乗る電車 まるで揺籃 おとなも眠る
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詳しくは把握してない時刻表 急げばなにか乗れる気がして
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「祈るしか」 そうは言ってもひとだから保険で他に手も打っている
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ねえごめん 常識的な時間では徒に過ぎ生きられないの
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ぐちゃぐちゃにしてしまうから気をつけてパズルみたいに入れ込んでいる
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あまりにも簡単すぎてAIにこの一瞬で正解された
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SとNだけで構成されているみんなが使うことばってなに?
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生きているだけでぜんぶをゆるされたい ほんとになにもしていなくても
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(思うままひとを動かせられたなら) 思ってしまう/思っちゃいけない
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未来とは「未だ来ていない」先のこと 過ぎ去る時と真逆の余白
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散歩とは普段選ばぬ道を行きマップの細部を埋める行為
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なんか「ゆう」がゆるせなくて目に留まる 「ゆうて」は関西弁だから別
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習慣をつけるべきだが毎日は続けられない 努力が嫌い
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「思いやり」でなく「過剰な配慮」ではないかと思う現代社会
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腹痛の理由を知らず生きてきた ひとはそういうものなんでしょ、と
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推し漫画 差し出しなぜか他人にも突然生える〆切 ごめん
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スタバクじゃないからきっと
星
(
スタ
)
側に自我の比重を置いているはず
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今更にゆめをみている ぼくたちの絶対的なアイドルたちに
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憧れを憧れのまま飾るのか 現実として手を触れるのか
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結局は世の中にある行事とは最近できた企業計略
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今日だけは「ハピバ!」がなにを指すのかを一瞬とまって考えている
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趣味と呼ぶ かつては本を読めていたぼくが遺した読書貯金を
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人間がいくら堕落の申し子といえども限度はあるはずだろう
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初恋を当然の顔して話すあなたに隠る小さきひかり
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手の甲に磨りガラスぽい裂けがある もしやウワサのあかぎれですか
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十は先遠く離れた駅で降り 近くであればあるほど知らぬ
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パソコンをさんざ眺めたあとに乗る電車はゆらりゆらと揺れてる
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ある意味で区切りだったのかもしれず 一年の計はおみくじにない
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知らぬ間に再出発の肩書きを背負わされてたぼくらは無垢で
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水曜を胸を躍らせ待っている ちょっと安めに映画を観たい
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