Utakata
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冬村窓果
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夜の感傷と一抹の寂しさ、それから道中での思いつき。
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大学はたいていは坂、つまり山 広くてきみとの「偶然」がない
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花よりも風より月でそれでいて鳥だけ動物なものってなに?
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まだ耳に「人間みたい」がのこってる どこかの誰かが人間じゃない
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はじまりはやさしさだった慣習も今となっては泥濘みたい
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もういっかい あといっかいの くりかえし 一球入魂 全力でやれ
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譲り合いというか単にとりあえずひとの出方を窺っている
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自意識がいつも左に寄っている 自転車、駅ナカ、エスカレーター
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酷使した目頭おさえ乗る電車 まるで揺籃 おとなも眠る
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詳しくは把握してない時刻表 急げばなにか乗れる気がして
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「祈るしか」 そうは言ってもひとだから保険で他に手も打っている
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ねえごめん 常識的な時間では徒に過ぎ生きられないの
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ぐちゃぐちゃにしてしまうから気をつけてパズルみたいに入れ込んでいる
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あまりにも簡単すぎてAIにこの一瞬で正解された
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SとNだけで構成されているみんなが使うことばってなに?
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生きているだけでぜんぶをゆるされたい ほんとになにもしていなくても
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(思うままひとを動かせられたなら) 思ってしまう/思っちゃいけない
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未来とは「未だ来ていない」先のこと 過ぎ去る時と真逆の余白
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散歩とは普段選ばぬ道を行きマップの細部を埋める行為
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なんか「ゆう」がゆるせなくて目に留まる 「ゆうて」は関西弁だから別
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習慣をつけるべきだが毎日は続けられない 努力が嫌い
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「思いやり」でなく「過剰な配慮」ではないかと思う現代社会
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腹痛の理由を知らず生きてきた ひとはそういうものなんでしょ、と
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推し漫画 差し出しなぜか他人にも突然生える〆切 ごめん
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スタバクじゃないからきっと
星
(
スタ
)
側に自我の比重を置いているはず
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今更にゆめをみている ぼくたちの絶対的なアイドルたちに
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憧れを憧れのまま飾るのか 現実として手を触れるのか
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結局は世の中にある行事とは最近できた企業計略
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今日だけは「ハピバ!」がなにを指すのかを一瞬とまって考えている
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趣味と呼ぶ かつては本を読めていたぼくが遺した読書貯金を
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人間がいくら堕落の申し子といえども限度はあるはずだろう
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