階段を登りて開けた窓からは校舎に空が青く流れて
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しがらみよ灰になれと太陽に投げる手は気づいてやめた
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君思う 故に我あり デカルトよ この言い方が 明快かもね
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あの世では名に意味はなく瞬きの色でたがいを区別するのだ
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夏の夜帷よるとばりの端にくるまる 更けて老けて惚けて呆けて 寝言譫言うわごと
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好きでしょう?分かったような顔をして笑うあなたがほんとに好きよ
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もさもさと音がしそうにパンを食む君にあげたいこの卵焼き
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あなたへの気持ち_修正済_最終版_2_最新(ほんとに最終!)
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さみしいもかなしいも脱ぎ捨てたひとたちだけが乗る回転木馬
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「僕なんて」そう言う君の足元で 朽ちていく蛾に 気づいていますか
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だってさぁ 君のおうちを燃やしてはいけないなんて、聞いてないもの
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すいません、人間始めたばっかりで、ローカルルールまで知らなくて。
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「わからない」「わかる」に変えるとまた増えて やはりエントロピーは増大
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西口で待ってたなんて知らなくて人混みをただよう東口
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空Pが残暑に放つ熱風がビル風に解けてゆくのでした
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涼みゆく喉元を 過ぎ ゆく常温の 水さえも ともに秋を恋う
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クリームがあふれんばかりに食むシューの柔さを指が忘れていった
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食べたがってたもの何だっけ 粘土は欲しがってたラインの上流
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分け合わなかった夏を同じ数持つ身体ふたつぬるま湯に埋め
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ほぼ顔な君の眼鏡は修理中 給気ポンプも停めといたげる
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夜が明けるまえの青さを知るひとと世界の終わりの話がしたい
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月の夜をまあるくゆびで掲げたら横向きのウサギが耳みっつ
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詠もうかな アプリ起動後 筆進まず 最近感情 起動させてた?
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帰宅してあづいよ溶けると言いながら野菜を横目に惣菜を出す
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眼差しの温度を測り記録して 君に提出してあげようか
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沈んでく とろりと黒い感情に他人ひとは嫉妬と名前をつけた
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人間も 地球で見れば パラサイト そろそろマグマ 吐き出しそうだ
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今チャンス 見つめ直そう 人生を これまでのこと これからのこと
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「サウナだな」マスクも付けてこの暑さ外は、カゲロウ私は、アイス
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流れ星大きな網で捕まえてたくさん願い叶えたまえ
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