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うまいものたらふく食わされ艶々と円く描かれるわたしのおなか
0
寝転んで 畳の縁の 文様を 数えてあそべる夏は過ぎてて
3
シャワー機が 木枯らしのような 鳴き声で つまりそれだけ 年月を経た
1
本棚にガラクタばかり載せたから廃品として本を手渡す
1
「かったるい」の「たるい」のことを考えて「かっ」を無視してすみませんでした
4
睡蓮を水蓮と書く陽気さは結婚したら消えちまったよ
1
臆病な指が「あそぼ」を消していく
流行病
(
はやりやまい
)
を言い訳にして
6
冷房に当たってすっかり固まったからだを起こし朝で解凍
2
聲のない祈りをさけぶ人間は厠にくねる一本の管
6
好きな人 僕のいちばん そばにいる 出会いは不思議 じゃなく必然
0
湖のような孤独に身を沈め肺まで満たせモネの青色
1
8センチヒールで高くたかく跳ぶ 過不足ゼロの強さがほしい
1
夏の夜 臨海浮かぶ烏賊釣りの 灯りか酒か 赤面の父
2
天才が撒く銀テープ拾うのは喜びしかないマジで真面目に
6
刈り払い機雑草を薙ぐ夏草の匂い巻き上がる夏の中庭
5
消毒液をひたひたにひたす少し待つ一方向にサッと拭く朝
5
腕まくら するのはいつも 左腕 右手も君に 拉致されながら
0
朝顔が花を咲かせるベランダに
季節外れの粉雪
(
除き忘れたちり紙
)
が降る
1
水滴が煮立った油で跳ねたよに 七年前は何してたと 蟬
5
遠くから近づいてくる夕立を感じるタイムラインの「雷」
7
大好きな 君の心は ラムネ色 飲んでしまおう 丸ごと君を
2
「でもさあ」と話しはじめる人の名は覚えなくてもよいこととする
4
見てごらん月の消えない朝だから夜の魔物が彷徨いている
0
何年も同じ恨みを繰り返し歳は取るだけ夢は見るだけ
1
別れても嫌いなあの人変わらない記憶は止まり時は流れる
1
風が吹く真夜中の夏窓を開け数年前の澄んだ気持ちに
0
繋がりたい 繋がれなくて君だけが夏の星座の一部になった
1
ぼくを痛め付けるあなたも半分はやさしさでできているのでしょう?
1
君が今朝食べたいと言った肉じゃがが音もなくただ冷たくなって
1
帰宅して麦茶ポットをこじ開けて一杯分を残して戻す
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