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星の夜 姿見になる 店の前 浴衣のおりひめ 前髪直す
23
彼女のサンダルに砂がついた またもう一度、浜辺で抱擁を交わす
6
月にくちづけするキリンの足元で血を流し続けるわたしたち
5
昼過ぎの洋画を横目に漫然と動物たちの村を開拓
9
バスの旅友の居眠り横顔に我のみぞ知る試練があり
17
でかいテレビが欲しいねとぼやく君 視線の先に小さなマツコ
14
やわやわになったバナナを 粗く潰し レンチンバナナケーキに蜂蜜>ちょい足し
18
紫陽花の葉末の露のひかる朝アマガエルじっと緑に染まる
24
本日を以て営業時間だけ
漸次
(
ぜんじ
)
短縮して参ります /太陽運営管理局より 「夏至」
16
お盆には 餃子とビール用意する ちゃんとエビスよ じいちゃんが好きな
15
太陽が自動ドアからこの国に入ってきたよおはよう世界
8
あの夜に百年分の満月を撮ったのにまだ足りなかったね
15
梅雨明けぬ 明けぬというに夏模様 空が風が熱まとふ午後
8
夏到来 誤解するほど暑い昼 耐える体に ガツンとみかん
5
中年は シナシナちんこの 子守唄 ギンギラギンに 生きたいけれど
3
ばかみたいに暑い太陽の下で塩むすび食べて歩く日曜
6
行き先の定まらぬ旅 名も知らぬ町を過去にし進みゆく汽車
10
温暖化 無駄な気温を 利用して なんか作れよ 科学の時代
6
誰にでも 生きてく価値はないだろが 価値などなしで生きていこうぜ
9
好きな人 五万といるぜ そんなこと 言って見たいな 人間嫌い
4
お医者さま 治らぬ病気 治せぬと 決して言わぬ 商売上手
5
甘くない メロンを食べぬ 地主殿 甘い甘いと 言わしてやるぜ
5
短歌とは 貧乏人の 暇つぶし 啄木なんて ずっと手を見る
5
暑ければ 裸になろう クーラーを 使わぬ世代 質素倹約
3
眼圧も 耳鳴りもまた 慣れてゆく 恐ろしいもの 適応機制
5
温暖化 疑い挟む トランプよ 日本に来てよ イランの次に
5
藪医者も いいとこあるぜ 待ち時間 ほとんどないよ コンビニレベル
6
炎天下 間口が狭い 階段の 入り口かすむ 雇用促進
6
味噌汁をひと口啜り正午なり塩が嬉しい夏至のひととき
34
夏至なので日の入りまではロスタイム くらくなるまで遊びにいこうよ
8
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