国葬に出席するのかしないのか踏み絵合戦ワイドショーと化す
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おねがいよ夢でもあなたに会いたいの じゃないと温もり忘れてしまう
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好きだよと言ってくれない唇の 柔らかさなら知っているのに
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夜中まで起きれるようになったのは あなた返信寄越さないから
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君は何故 彼の気持を 知りながら 君を黄身とかしてしまうの
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愛せとか敬えだとか強いている時点でおまえの負けだ、認めろ。
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このようにローマ帝国滅亡すそんなことより今日の弁当
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台風が夏と駆け落ちしたらしい 昨日はお楽しみだったのね
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教室は絶え間なく森しとしとととけない問いが制服に染む
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触れ合いがなかった会話で笑うのに愛情測る機械があれば
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わたしにはセンスがないとわかってる 自戒のために短歌を使う
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海水を両手で掬い離された海の一部の孤独を思う
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太陽があまねく地球を照らそうとどうにもならない孤独がぼくだ
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笑み浮かべ聞き役徹する僕のことマスクの下を想像できる?
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おまけだよ 「存在と時間」読んだ人 今ならもれなく「苦」がついてます 
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おおかたは「存在と時間」読まなくて 実存の苦と縁なく生きる
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好きになる ただそれだけで人間は 幸せになると気づいたあの日
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車窓から乗り出している白い犬 野分の風と共に去りゆく
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街路樹の落ち葉舞い上げ吹き返し 二時間遅れ学校向かう
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元カレのつむじと同じ巻き方のアンモナイトのつぼ焼きを喰う
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短パンで二人子連れたお父さん 我も傍目にああ見えるのか
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名宛人さしずめ白紙のままいこう。僕の日記よ、世界に届け!
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晴天は曇天となり、草草す。誰か密かに逢い引きしてる。
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雨の露ソオダのように降りそそぐ。風よさらって、君は綺麗さ。
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稲妻が僕に愛を打ちつける。「恋は事故」だと、「愛は病」と。
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『存在と時間』を読めば丸分かり実存の苦で世界はできてる
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二等辺三角形を作図する君と僕との距離感ここに。
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嘘だらけ、君の口から零れてる、愛の言葉は堕落論だよ。
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田園の案山子の下にひれ伏すは泥棒かささぎ、スピード速く。
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冷えた鉄、融かすのは熱。絡まったネックレス、ほどくのは指先。
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