水口祭に黍団子 皆一人ずつ配られた 解散直前に微かに動かす頬
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知恵詣制服まとい地図を持ち階段前の写真にパシャリと
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桜見て出てくる感想「きれいだね」感受性の皿底の浅さよ
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当たり前オムライスの味おいしいの君がいないのも もう当たり前
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溢れ来る この不安感は 何ですか? この頃の僕は 支配されてる
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車住みam͜a͉zon倉庫で仕事して満員電車で世界一周
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リクルートスーツを引き裂き床を拭く 汚れ取るには白い雑巾
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ひとりでは 黄昏の路 歩けない ねえ、もう良いかい 良いと言ってよ
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社会性、その完成度を語るなら蟻の足元にも及ばない
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桜の木 見つめりゃ肩に 手置かれて 「攫われちゃうぞ」「逝かないでね」と 言われた日々
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ささやかなSOSを歌に込め宇宙に託す誰か拾って
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もし願い 叶うのならばと 手を合わせ もう一度君に 会いたいと願う
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歌を詠む、って何でしたっけ そういえば今日の帰りは小雨でしたね
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恋をしたように思われる歌を詠むこともできます、というだけ
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その指の感触も知らないままに分かった気になる怖さがあって
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あの人への気持ち全て消したくて 手にした薬は甘ったるい
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春の日の急な雨にも折りたたみ傘を黙って差せる貴方が
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無造作に『ぼくたち』なんて複数でくくるなお前はひとりで落ちろ
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好きなだけ ただ好きなだけ それだけで なぜこんなにも さみしいんだろ
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桜じゃない花びらだったものを踏みつけて春の足音とする
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風誘う 花の散りゆく 惜しむなら 髪解く私を 許せますか
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憂鬱を飛ばしたい風強く吹く忘れたい忘れたいと叫ぶ
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もうずっと会社のパソのパスワード私が呼びたいあなたの名前
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伊勢参り巫女さんの姿顔色が華やいできつつ紅色際立つ
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伊勢参り巫女さんの姿清い色華やいでいつつ際立つ紅色 
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労働を終えた帰りの桜木も目に入らないほどの疲労よ
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旅先で夕食を敢えて公園で食べるとそこは住み慣れた街
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仕事辞め俺は手に職つけるさと言ってた君は海の藻屑に
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お互いにパニック映画のモブとして逃げてゆく方向が違った
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「私たち似てるね目元だけかもね」「じゃあ一緒に食事しないでおくね」
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