高里 嶺    フォロー 2 フォロワー 1 投稿数 14

お互いの好みを貸し借りするうちに混ざって増えてく共通の「好き」 

人生の酸いも甘いも味わった歳になる頃に短歌は書けない 

空っぽな自分にも何かあるはずと掘り下げてもはや底が見えてる 

週末に逃げ込むための毎日で徐々に心が死んでいく音 

学生が慣れないスーツで右往左往終わりの見えない椅子取りゲーム 

偶然に聴いてハマった深夜ラジオ覗いてしまった知らない世界 

カセットやVHSのざらついた質感が僕をかたどっている 

君の住む変な名前のアパートが心の底から愛おしかった 

学生街 去る日に見かけたあの人は 最初の夏まで友達だった 

一晩中呑んで迎えた朝方にこっそり語ったふたりの本音 

本編が 始まる瞬間暗闇の 四隅が広がるあの没入感 

仕事とか 階級立場役割責任 全部脱ぎ捨ててハワイに行きたい 

新しい靴を買おうとしたけれど馴染んだボロがまだ捨てられない 

はじまりの一歩は少しくすぐったいこの感覚を忘れずにいたい