佐々木菜々子    フォロー 17 フォロワー 16 投稿数 383

「現実」を短歌を通し再調整セルフセラピーとしての短歌
星空文庫もよろしくお願い致します。https://slib.net/a/21075/

‪才能が欲しかったけど嫌われる才能ならば欲しくなかった‬ 

‪生きていくモチベーションを持つためにあなたを好きでいていいですか‬ 

‪好きになりそうだ彼氏を作らなきゃまだ友達でいられるうちに‬ 

‪心にも体にもいいものは無いフィルター越しに深呼吸する‬  

‪「あのひとに電話をかけて」「すみません」ありがとうSiri、まだ正気だよ‬ 

‪わたしとわたしのことをすきなひとだけがしあわせになれあとは知らん 

‪やりたくないとかおまえらが切り捨てた仕事をしてるぼくに謝れ‬ 

‪ビジネスか宗教だらうわたくしに笑顔で寄ってくるものたちは 

‪スナックも風俗も勤まらぬ身にタダマン狙いの虫だけが湧く‬ 

ありがとうありがとうって喉の奥なきごとを挟んですりつぶす 

その腕にとまって蝶は汗をなめ花ではないと驚いたろう 

花よりも潮の香りを思い出すパペットを手に駆けたバラ園 

切り裂かれた夜を繕うお針子にまたおまえかと思われている 

オシャレすぎるメニューを言えど店員は「この緑のやつですね」など 

キッチンの光で育つ豆苗はきっとあなたを太陽と呼ぶ 

売れてから脱がなくなったグラドルのように手段でしかない愛だ 

好きですと言われて送る写真から先の返事がまだ来ないこと 

‪捨ててきたものが夜毎に押し寄せるこの街からも星は遠いね‬ 

そのしぐさひとつやたらと絵になっているどこで練習したのだろう 

先生の名前あの子とおんなじであの子と違うしゃべりかたする 

孤独ではなかったことを知るために遣わされたるさらなる孤独 

唇が模範解答紡ぎ出す心はどこで何をしている 

太陽を知っているのかキッチンの光でなんか育つな豆苗 

見えていて無視されているよりましだわたしはきっと透明なんだ 

骨抜きにされたナゲットまるくなり相槌をただ延々と打つ 

‪適職は作家に詩人うそばかりわたしをかわいそうにしないで‬ 

君の吐く言の葉はうつくしすぎる進研ゼミの模範解答 

溢れ出すビールの泡も落ち着けばこんなもんかと呷る おかわり 

「勝てない」と認めて透き通る空に捧げる炭酸水染み渡る 

隠してたけれどそもそも私など誰も見てない横髪留める