17歳。
ねえ君は イケメンじゃないし 愛想も 悪いしお金もないんだけどさ 3
おはようが 絶えず飛び交う 雑踏に 君がすとんと 舞い落ちた奇跡 2
そんな事 よりも進学 よりも就職 いったい幾つの 春を奪った? 4
そっけなく 流れだす今 帯びる熱 布越しに触れた それが全てだ 3
さよならと 去りゆく熱を つかまえて 布摺れる音さえ 愛おしく想う 3
焦らずに 無理して選ばず そのままで いづれ諦め 大人になるの 3
正義はな もやのかかった ぬくもりや 正気でないと 手放されへん 4
君のあざ 綺麗とぼやかし 抱きしめる この温もりさえ いづれ離れる 5
プレステ3 マッ缶片手に 付けてみる もうすぐそこだよ あの頃のまま 3
ひと夏の 恋に冷めても また熟れる 我が紛いない 虚しき本能 2
愛してる 言えず仕舞いの 十七年 チンして食えよ お父さんより 4