ウタワカ  フォロー 0 フォロワー 2 投稿数 102

何するもひとり。

性欲を古典音楽の旋律で宥めて獣の心を沈める 

以前より多くの水を飲むようになって煮沸が追いつかない。 

本棚の腹が空いた。新しい本を買う、腹八分目まで。 

数多く出版されたる本なれど線を引くのはあたらしきかな 

溜め息の音は宇宙の果てまでも届くように心で祈る 

真っ白な地図を持って出かけては途方に暮れる人の一生 

両親の愛の玩具オモチャと生まれぬる子の人生の哀れなるかな 

時間が無いときに限って本を読む、プラセボで時を伸ばそうとして。 

金物の様な頭で仕事する、ゆらゆらゆらと体ゆらして。 

人間の生きる意味を問うたとき、夕日が静かに答えた気がした。 

肝臓の回復祝いに酒を飲む 生きるってのは、それに似ている。 

あなたたち何でそんなに立派なの わたしはこんなに情けないのに 

小説の主人公の名前をば決めるところで筆が止まってる 

「『キライ』って『気に入らない』の略なのかなぁ」「そんなことより、好きなものお食べ」 

やらなければならぬことがあるけれど、気が乗らないので小説読みます。 

レポートに取り掛かろうと本棚の『吾輩は猫である』を手に取る 

ルームシェアしてもいいけどLANケーブル繋ぐところが一つしか無い 

花びらが靴の先にとまるようなものでいいから幸せを下さい 

檸檬から搾り出した口酸っぱい汁のような不器用な愛 

歌を詠む人には繁くありぬべし 同じ歌を詠みし気するは 

パソコンと睨めっこして歌を詠み連ねる、こんな日はたまにある。 

目覚ましを七時一分に仕掛け置く 眠たき朝の小さきあらが 

深雪しんせつ白飯しろめしの上に幸せの証と乗する赤き梅干し 

初蝉の鳴くはいつぞ 木立む間をを吹きて過ぐる薫風くんぷう 

夜更かしの肴にぞせむ、酸き甘きいづれもよけれ、歌を詠むべし。 

君と僕は違うけれど、同じとこ認め合えば仲良くなれる。 

瑠璃と玻璃並ぶかのよう、カップルが眩しく見える冬の公園。 

喉にある、叫びたいけど叫べない「ん」の音のような、君への思い。 

がもとへ惹かるる心を引き留むる いまだに清く漱ぎ足らねば 

天が下生けるものにも、人の詠む歌にも歌の種を見つくを。