昆布子  フォロー 0 フォロワー 6 投稿数 97

空白に字を当てはめてくりぬいて色がついてくような毎日

なめらかだ 最後に泣いた日のことを思い出せない程の人生 

観る・食べる・着る 縁もない誰彼の作った「べき」に踊らされてる 

自分から望んで生まれてきた人はいないはずだが特に私は 

本当に優しいならば運命に気づかせぬままはぐらかしてよ 

君の名を呼べず乾いた唇が濡れないうちに呪詛を呟く 

たぶん今日星がきれいだしこれから海まで走る帰りは知らん 

白菊が今日を象る花である 忘れぬように強く目を閉づ 

傘の分軽い鞄で前を向く さあもう梅雨は明けたのだから 

いざゆかん清く楽しい人生は脚本主演・私で参る 

灰色と化したこの世に見つけたい怠惰な情緒乱すなにかを 

天国がどんな場所だか知らないが極楽と決め安心してる 

言えと言われても言わない 言われたらようやく言える意地の「好きだよ」 

辛辣な星占いは見ないふりして今日もゆくラッキーガール 

陽も雨もある欲張りな天気雨 睫毛の雫プリズムしてる 

何人の人の素顔を知らぬまま出会い別れる?このコロナ禍で 

寝起きです 自覚もなしに告げている 頬に残った畳の跡が 

連休が始まる前から想像す最終の日のやるせない夜 

丁寧にこの世の景色映しては見送っていく各駅の窓 

ASMRみたいだ雨音が止んだ自室のポテチ食む音 

何人も迷う権利を持っている天使の梯子手をかける君 

君のもつ苦しみが今終わっても東京の上降り止まぬ雨 

温暖化 濃いめに入れたカルピスを薄める速度増してく氷 

クラムボンの名前知った日いつの日かぷかぷか笑ってみたいと思った  

さみしさを言葉でうたう小宇宙漂う僕らはみなしごのよう 

この季節まるではじめてまぶしさが私の思う夏と違って 

雨ばかり降るもんだから気づかずに始まっていた太陽の季節 

言い過ぎて別れたあとの電話にて声色聞いて安堵する夜 

エイリアンだったならいい言葉すら通じなくても苛立たず済む 

大丈夫私はあなたが思うほど不幸じゃないわだからさよなら 

一人では抱えきれずに育ってくこのかなしみに名前をつけたい