昆布子  フォロー 0 フォロワー 7 投稿数 118

空白に字を当てはめてくりぬいて色がついてくような毎日

満開は想像の倍短くて 命は桜に例えられない 

やることは山積みだけど捗るはパズルゲーのみ深夜2時半 

顔も見たこともないのに聞き慣れたラジオネームは友だちみたい 

この広く苦しい場所に爪痕を残す気持ちで灯す一音 

この傷にキスをください愛される理由になれば救われるから 

この性で生まれただけで命まで狙われる世よここは地獄か 

故人には流行病も感染らぬと故郷の墓地の土のみを踏む 

目覚めては都会の価値は薄まってやがて私は海へと向かう 

上がりまで自分の番だ人生は 家族も他人ひとも盤面は別 

君のことどうしようもなく救いたい手立てはまるで浮かばないけど 

真新し いのち見出す紫陽花の空まで届く芽はつややかに 

取り出して眺めてしまう思い出は反芻されてダイヤの硬度 

ささやかなSOSを歌に込め宇宙に託す誰か拾って 

真夜中のホットミルクよ願わくば闇に陥る思想をとめて 

あと六歩 チヨコレイトで上がりたい 心読まれてチョキで勝てない 

この体 真に自分のものなのか問おう自分と思える日まで 

黙るより鋭利な本音選ぶから君の涙は私を責めて 

不自由に気づけることが自由だと感じることに感謝する今 

女子がみな紅いルージュに憧れる時代はすでに終わったという 

天国の順番待ちと住み慣れた地獄の底とどちらを選ぶ 

夜明けには静けさがあり眠れない我が心には寂しさがある 

なめらかだ 最後に泣いた日のことを思い出せない程の人生 

観る・食べる・着る 縁もない誰彼の作った「べき」に踊らされてる 

自分から望んで生まれてきた人はいないはずだが特に私は 

本当に優しいならば運命に気づかせぬままはぐらかしてよ 

君の名を呼べず乾いた唇が濡れないうちに呪詛を呟く 

たぶん今日星がきれいだしこれから海まで走る帰りは知らん 

白菊が今日を象る花である 忘れぬように強く目を閉づ 

傘の分軽い鞄で前を向く さあもう梅雨は明けたのだから 

いざゆかん清く楽しい人生は脚本主演・私で参る