Utakata
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現のなかで死んだ鳥は泡沫
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これは短歌ですか?いいえ、吐瀉物です。
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路地裏に光が射してこの夏は「ぼく」という名の冒険がある
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リセットでやり直せるなら主人公選択画面であの子を選ぶ
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二人掛けテーブルの上にストローの(love is over)蛇が伸びてる
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殴るのも「アンパンチ」って言っちゃえばお前菌だし俺あんぱんだし
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鳩よけの棘巡らされ君たちの街頭で叫ぶ「No War!No War!」
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なんかもう死んでもいいか 空色のタオルについた星くずくずくず
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コピペした家建ち並び曲がり道曲がり並び建つコピペした家
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ぬっとりと歯に纏わりつくキャラメルを食べたい 人を殺してみたい
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車窓から流れてく景色みたいな そんな良い感じの走馬灯
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落ちかたにバリエーションあり手袋の人よりも人らしい個性
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眠ってるあいだに枯れていたらしい最後の声を聞いていた耳
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国民に@
(
アット
)
をつけて通知する 街全体が陽気のうらら
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カバの胃に相合傘が書いてあり 消化不良の一人生きてる
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あの春に置いてきた赤が冷めており 青い春って失恋のこと
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「七階に自由がございます」という天国行きはエスカレーター
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「生乾き」 あなたはそういう人だった(そうしてのら猫みたいに死ぬのね)
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どうしようもういないなあどうしようもないししようもないなどうにも
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何気ない十分半に傷ついた 熟れた卵にヒビなど入って
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ランドルト環のあいだに挟まれば 「ご注意ください ドア閉まります」
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赤井英和に私の父親を重ねて頬の緩むTwitter
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四足で歩くにはもう遅いから二人で四足ぶんとしましょう
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よいものをよくみせるためにたくさんのよくないものを 炊き込みご飯
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ネクタイの形を保ったまま 濡れた 憎々しく輪 首を垂れる
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一匹でないてる蟬と六畳の
一間
(
ひとま
)
で
番
(
つが
)
いになれないわたし
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空洞で増幅された悲しみが我知らずわんわん泣いている
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「クレーターみたいなの」って口内を無邪気に見せるキミにドキドキ
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魂のたしかにあった抜け殻をポケットのなかで優しく包む
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蟬死んで蟬死んで蟬死んで蟬死んで白雨で流して晩夏
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輪郭に線を引いたか
何故
(
なにゆえ
)
に夜の道行く背中は暗い
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お布団を地球に見立てて三毛猫は南極の地で月と眠るか
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