無防備な姿で寝ると膝ゆわす 痛みが怖く寝るのも怖い
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寝れぬ夜 思考の波に 溺れかけ あした つゆ朝の露を 飲み干した
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満月を春の終わりの雨隠し このあたりで切り上げるもよし
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たおやかに 折れてしおれる たんぽぽに いとをかしさえ 綴れば清く
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いそがしくせわしく多忙にできるだけしたけど余計あふれるのなぜ
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雨音も月の光も往く雲も海もわれらも生きつ滅びつ
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雨音を数ふるうちに産まれ生き老いて病み果てまた産まれ来る
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人は無く やがて来りて仰ぎ見て また来ずなりて 月のみぞある
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雲の来つ 月を泳がせ 雲の去る 永劫の夜 永劫の海
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月に染むこころのうちに琵琶の君 無間むけんふちうた青衣しょうえ
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限りある可能性さえ 過小して その一歩だけが実寸サイズ
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頼むからこれを着てくれ『ぷりちゅあ』も『ちんでれら』だって乾いてないのだ
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吊り上げて寝室と居間を行き来する 老犬の世界はここしか無くて
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生滅しょうめつを歩む重さも明滅めいめつ刹那せつなせばくうくうとし
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誓います できない約束しないこと 心にもないことは言わないと
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したくない何かするのもやめちゃって そんな肯定くれるのも雨
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生きている中途半端なノートだね きれいな書き出し見る影もなく
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灰色は白より白く生きている 生から生まれた二重の魂
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この道は二度と通るだろうか 雨の降る路地をひとり歩いて
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空を飛ぶ鳥を自由というのなら疲れて降りるこの場所は何
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もし僕が缶のコーヒーだったなら 開けた瞬間生まれて死亡
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今日はもうここまでにして帰ろうと僕だけ5分遅い教室
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ふと気付く 君と話せば小さくも必ず笑いのおまけ付くこと
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どう言おう「食欲不振」をカド立てず 悩みつつ寝る グループライン
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抗生剤 飲んでばかりの生活に 免疫力の意義を疑う
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夜だけを生涯の親友ともとしたいのに あいつ勝手にいなくなるから
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ゴーカート 君の最初のドライブは、僕の〝人生最高〟になる
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たとえ見せかけでも忘れることがキミを救う唯一の道なの?
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優しい、優しい、優しいあなたの 優しさに 今日も甘えてしまう
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可愛くて 夢中でいじる君のこと つい、「×××」って 呼びそうになる
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