Utakata
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秋谷壱
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海と山その境界を走りたい雲に抱かれて眠っていたい
9
牛肉が色づくまでは私たちそれぞれ別の次元を生きる
3
君と僕13年も散り散りに「今もどっかに生きてるかもね」
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海沿いにひとり揺蕩う
徒跣
(
かちはだし
)
君を含んだ波が当たって
6
窓ぎわの影が波打ちぎわになり薄い日焼けを運んできやがった
6
泥の川だけに見られる独特な波によく似た酒を呑む夜
7
美術館。君。僕。そしてバンクシーみたいな人が寝ているベンチ。
11
ママ見てようすいしくろいクラゲがねつくえにおるんよ。ねえ聞いてママ
7
右頬にホクロが三つ デネブ・ベガ・アルタイルって名前をあげる
9
自販機のお釣りレバーを下げる 千円をひゃくえんだまにするため
4
千円をひゃくえんだまにしたいから自販機探す旅に出る僕
8
焼却炉行きのバス停 あなたへと宛てた手紙は丸まって待つ
12
僕宛ての手紙の文字を一つずつ指折り数え涼し気な夜
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