このままでずっと一緒にいたかった　何も言えなかった２年の夏
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異世界か、乱反射する煌めきに溢れる街。いや、貧血だ。
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隣で笑うだけでよかったはずなのに何もできないおれは臆病
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欲しかった シャツがラスイチ 半額セール 待った甲斐あり 遅い父の日
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光陰が鷹のごとくに飛び去りて老いた身体が取り残される
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プロフィール立志伝中の人よりも蹴散らかされた人の愛しき
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夏の月どんなに昼間暑くても夜空に浮かぶ君は涼しげ
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その辺の猫に向けた眼差しさえまだ覚えてる忘れたいのに
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「７月に家族で旅行に行くんだよ」片麻痺の朋（とも）笑って泣いて
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紫陽花が逆さ坊主に頼みごと　雨の滴の恋しさ募り
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「誰が為の雨なのだろう」「馬鹿を言え。涙で人が死んでたまるか」
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黙々と　ただひたすらに　パピコ吸い　自分の機嫌　アイスブレイク
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ああきっと制御不能の恋になる（噛み殺したい）（神殺したい）
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恋愛が分からなくても僕たちは人を愛することができます
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誰も愛せないわけではないんです恋が我がもの顔で歩いて
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合宿でひとりぼっちで先に寝る恋を知らないゆえの閉め出し
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君の目に深い海あり溺れてる私が映り言葉を探す
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ポリコレの広がりてゆくあちこちに　湖（うみ）の汀に溜まりゆく絮（じょ）
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梅雨入りとニュースで聞いた気もするがここ数日の暑さ蒸し暑さ！
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もし君が 私のそばに 居てくれるなら そんな叶わぬ 夢を見るんだ
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言えないよ 君の事が好きなんて 君の隣で 笑っているのは 私とは違う人だから
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休日に何もできないのではなく世が俺に求むものが多すぎ
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宝石じゃなくても良いんだビーズとか　ガラスも綺麗だ うんと光って
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百歳は寝ているだけでも疲れると梅雨だるの季に翁つぶやく
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年老いた祖母の呟く好物は　「ケンタッキーかな」元気すぎやろ
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取り巻きに いじられてたのは私のせい ごめんね君を 好きになって
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数知れず絶品なる物あるけれど　世界一だよ父の味噌汁
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出張後 降り立つここは中華街 今宵本番 私の宴
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これまでに悔しい過去は数知れず思いもかけぬ好事も稀に
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病院の片隅にあるカフェで飲むアイスコーヒーは味がわからない
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