Utakata
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葉山きらり
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悲喜こもごもに歌がある。泡沫になる言葉は、日々は。それならそれでいいはずなのに。
君から生まれるひとことがどうしてこんなに君から何も言えなくして
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皿洗うまでの銀河は果てしなく何光年か閉ざした
瞼
(
まぶた
)
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あの病棟でここだけの夏があった重いドアを開けたら光
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菓子を焼く甘い香は君そのもの普段言えない言葉を隠して
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ハッピーターン買うあなたには期待しないと決めた日に
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吾の乳房しこりしこりしこり風から守る何もかもから
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青ネギと白ネギならば白ネギを君が少し笑うの見たくて
9
サザンカは散る椿は花ごと落ちる君との別れはどっちだったか
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がんばったひとはじぶんのがんばりにきづかずほめるじぶんいがいを
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髭面のあなたは仕事で風呂なしで悪夢からも守ってくれて
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しんどいと言えばしんどいねと答えてくれる人の影は色濃く
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時は来ただから己を強く持て 倒されまいと倒されまいと
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金字塔しなりて青年疲弊する老人の漕ぐ船につかまる
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歯ブラシが折れるほど磨く君から生まれる優しき言葉ありて
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誰よりもいいねを押したい歌がある誰でもそんな歌を持ってる
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分かるのよ分からないのがちょうどいい花の名前もあなたの癖も
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諦めは捨てたんじゃない次拾うものへの夢を束の間見ること
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そうじ終え頬ばる和菓子喉もとを優しく撫で今私を褒める
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何度でも喧嘩をしては会いに行く 馬鹿なふたりはミルフィーユのよう
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忘れてた誰かひとりに届けばいいそうして始めた短歌なのに
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天井に届くこの手この指は明日朝陽と出会う約束
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できそこない 短歌短歌短歌すらも 空へ放つ魂はここ
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17時 改札はみんなを押し出し
明日
(
あす
)
朝吸いとる私抜きで
9
カフェラテとコーヒーゼリーはコーヒーだそれが分かれば喧嘩はなくて
9
消えたいと思う夜 その穴を埋める代わりがいないと思うと
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「接吻」のような結婚がしたかった 描ききれずに置いた油絵
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