「インスタにこの絵をあげて」と言ってくる 言われる前にあげているなり
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地元産の日本茶を購入ごくごく飲んで地産地消
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麻酔が抜けきってない君は言う「見えないけれど月がきれいだ」
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天才と自ら思い込む事で奇跡のようなアイデアが出る
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今月は読書すると書籍を沢山買うも全く読めず
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枕元 スポットライトを一身に集めて乾いたページをめくる
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届かない 後姿は 陽炎かぎろひの 君の背中を かしこかしこ
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ガキだなぁ 曇り笑顔の 僕がゐる うらやましくさえ ったりもする
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手放しに 無垢むくな笑顔で 話す君 僕は綺麗キレイな 大人ではない
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心地よい 秋の空気と 彩雲が 私のモヤも 晴れさせるかな
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ねこたちは おいしい ハロウィン焼きかつお もらってうまうま まんぷくすやすや
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元通り はたけたがやし 夏野菜なつやさい 取れてた時は もう前の話
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一区間 もっと早くに 超え行けば 今のわたしと 違ったかしら
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レキソタン 真暗な部屋で独り飲む 自殺マニュアルの表紙が光る
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空いっぱいぷかぷか浮かぶ白い雲まるでわたあめ食欲そそる
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秋野菜スモーク口に含む時、後片付けの花火が過ぎる
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はなまるのシールリップにつけて持つ 笑顔忘れず 理性を捨てず
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イヤホンをノイキャンにして街歩き聞こえたほうがいい音もあった
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生まれた町が嫌いでもいいよね なんてちっぽけな空
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国道に忘れ去られたプラタナス車もバイクも人も自転車も
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いつまでも若い気分でいるようね。ところがどっこいもうたそがれよ
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湯気上る餃子を口よりあふれさせ涙目の君よ変わらないでいて
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ハロウィンもパーカーのままが一番不気味な仮装だろとつぶやく
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肉じゃがを炊き残業のつまを待つ 秋の夕餉はほんのり昭和
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米国アメリカと日本が更に近くなる たった一人の野球選手で
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朝起きて ご飯を食べて 学校へ 帰ってきたら おやすみなさい
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雨のあと 季節変わりし 落葉増え 空の雲にも かわいい羊
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ああ、それは差別やなあ さっぱりといかってくれた惣菜売り場
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二十年前のUSBを開けば二十歳の君が作業着で笑う
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金木犀2回咲く地もあるらしき うちとこ夏が暑くて暑くて(暑いと遅いみたいです)
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