あらうれし 身は捨つれども たましひは  わが家にありて 君を忘れじ
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婆さんに 調子合せて 一仕事 爺は二人 仲は最悪
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風呂上がる 「先に入れ」と言った母は ソファーの幅で 既に眠れり
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長いこと 我慢してきた 効果かな わけもわからぬ 怒りも萎えて
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自転車を 忘れて歩く 帰り道 久しき友と 会い話すほど
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工場の スレート小屋の 反射にて 借り農園は 温室効果
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蛞蝓を 真似て落ちたシマトネリコ 潰さぬように 歩幅を変える
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地主殿 見事な紅葉 見せとくれ 金のかかった 庭に入りて
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奇跡かな 奇跡が起こる 予感かな 裏切られても 驚きもせず
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目が赤い 口が臭いと 指摘され たじろぐことも 今や日常
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通勤車揺られ 眠気に誘はれて 詠みかけし歌も夢現ゆめうつつ消ゆ
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冬になり バッタも茶色に 色を替え 自然の中で 生きる強さよ
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また今日も 忙しないねと 道すがら ブーゲンビリアの花が微笑む
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人と人 えにしはたしかに有るもので 隣に座った奥様 ご近所さん>メンタルクリニック
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見逃して 私にとって神様は周りの人たちからの視線だ
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AIと 環境憂う 対話する サーバー支える 二酸化炭素
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人の波寄せては返す池袋 立ち止まったらゲームオーバー
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憐憫の涙友に流させる神よ日月ついに終わらず
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珍しく口から感謝飲んでいる珈琲豆よ育てた人よ
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フライパン片手であおるは重くなり右手菜箸さいばし左手にへら
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あなたのこと信じた私が馬鹿でした 生まれ変わっても二度と逢わない
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あと少し あと少しだけ眠らせて 無情に響く最寄り駅の名
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サラリーマンの唾吐く音に顔しかめ 朝日を背負い歩く駅まで
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亡猫あいびょうは出会った瞬間ハナつんを僕にグレーの良さを伝へて (ロシアンブルー)
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灰色の頭脳で謎解く名探偵 白と黒には分かてぬ思ひ
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手袋のパンダが笑う朝日かな白黒つけず好きも嫌いも
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世界から自分を隔離するためにヘッドホンして掴む吊り革
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これは恋これは恋だと言い聞かせ忘れてしまおうだけど愛しい
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「本日中にお召し上がり下さい」仕方ないなあ寝る前のケーキ
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幸せにいつも悲しみ付き纏う 終わりを予感してしまうから
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