鬱々と何もする気がしない日は心静めんうたかた読みて
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台風は 迷走しては 西へと帰り トリケラトプスは 風呂場に残る
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5歳児のひとりでできる勇ましさやっぱりふいておしり拭いてよ
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おとうさん きょうのおむかえ ごじにきて ぜったいごじに ぜったいごじに
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月曜の疲れを詰めた薬莢が滑り出してくつり革揺れて
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慰めを思いあぐねてテレパシーあなたのすべてあなたは知ってる
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Vaundy HANAとちゃんみな 挟みつつ プレイリストは平成ばかり
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校内をジャージで過ごす中学で私は緑の蛹だった
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太ったべ仕事はどうだ金あるか田舎の親はさだまさし哉
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この夏も観測史上高温が 作況指数取り止めの因
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実家にて記者会見同様な質問攻めに毎度辟易
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青田風白鷺一羽田舎みち久し実家をひとり帰らん
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梅雨晴れ間猛暑警報親切に草の勢いまってはくれぬ
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病院に行っとこかどしよか悩む早朝あさ 35℃予報を恨めしく見る
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パリパリの(あたらしめ)猫柄パジャマ 肌触りまだパリパリで 水通し要るかな>なんか寝にくい感
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ためらいはこの手にふれてまたたくも来てはまた去る蛍いとおし
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夏をまつの根の闇に蝉の子は最後の夢を今日とむさぼる
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乱れた睡眠を夏のせいにして 憂鬱を運ぶ埼京線
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静寂な ラウンジで聞く ピアノから 奏でるチェリー 貴女と聞きたい
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風そよぐ お茶の香りに 誘われて 少し贅沢 かき氷かな
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深緑と 小さな滝の せせらぎに 囲まれ追い込み カフェで企画書
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空梅雨からつゆの続く草地にひっそりと 居場所を求め 露草つゆくさ
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2歳児がカモメが翔んだ歌ってる昭和歌謡が園児に人気
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愛を込め 美しい歌 紡ぐ人 彼女だけの言葉の花束 /スーパーフライさんのテレビ番組より
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朝食にうどんあらわるなにゆえか 米がきれたと女房の談
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美しき四季の訪れ身をまかし 心のままに ことばで遊ぶ
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網戸からサラリと吹き込むそよ風が 揺らす風鈴 夏のささやき
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怒る度ママ向いてない自己嫌悪それでも君はママが大好き
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口内炎痛がるママを心配し病院行こっかやさしい息子
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パンくずのしるし辿るもかの角はよそのフリしてそこに佇む / 遭遇の角
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