Utakata
登録
Login
ほんだな
フォロー
4
フォロワー
9
投稿数
49
文字は色彩のパレット。絵を描くように歌を詠み。色字共感覚。
1
2
次 ›
最後 »
街路樹が落ち葉たっぷり敷きつめて二人で歩く秋は金色
16
金を「きん」って読む人とわたし末長く友達でいたい
8
ぱらぱらと言葉キラキラ散りばめて人がつくった
A
I
の歌
7
コンビニで買える驚き陸別のフキの土佐煮ニシン甘酢漬け
11
生まれた町が嫌いでもいいよね なんてちっぽけな空
8
国道に忘れ去られたプラタナス車もバイクも人も自転車も
11
帰りきて未だ心は北にあり
8
0
0
㎞を結ぶ歌
G
L
A
Y
7
暗がりにゴミステーションめずらしく眺める先にセコマ光りて
7
秋霖に固き地盤の悪の花根腐れ朽ちて野の草潤う
6
なだらかに赤茶の木々が山覆う鳥の目で見た道央の秋
15
頑張った今日も一日お疲れさんシンクごしごしクマのスポンジ
15
糸電話うーんと伸ばして海を越え繋げるかしら初雪の町
13
ふと消えた花の残り香風に問う澄んだ空気にきみが恋しい
14
子は
頭数
(
あたまかず
)
ではないし幸せは国家ではなく私が決める
12
銀色のケトルに挿した温度計 針はアンダンテで秋を告げ
11
人は四季 風の旅路に浮かぶ舟 散りゆく花も波にきらめき
10
紅のビロード纏う秋の使者ゴールドラメの羽に夕陽が
7
寝ぼけつつ窓を開ければ金木犀 小鳥も秋を喜んでいる
12
真っ白な雪が頂隠す様に洗濯の山に洗濯を積む
13
目覚めれば東の窓から金の朝 はちみつ色の妖精の道
13
流水できゅうり洗えば真あたらし棘の痛みに命感じる
19
「まだ帰りたくない」なんて駄々こねてるみたいな雷
4
今日の空プールの底の竜宮城 雲のすき間に光きらきら
9
きゅうり取り百円入れたら蝉鳴いた無人販売今日の一等
13
梅雨明けて正午の空に百日紅マゼンタピンクの夏がはじまる
13
独り牛乳パックを洗う朝 生活とはこういうものか
10
深夜二時頭の中は担々麺タンタンタンタン痺れるうまさ
7
ご飯食べ洗濯干して荷物出し今日も一生懸命生きたな
11
布団蹴り冷えてくるまり寝汗かき のたうちまわる寝苦しい梅雨
10
台所二つ並べた皿を見て一つはそっと戸棚にしまい
12
1
2
次 ›
最後 »