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「つまんねえ」口に出したくなるだらう決めつけられたここにゐること
14
伏せし妻 匙くちもとへ運ぶ夫 寄り添い生きし 老老介護
18
記録にも記憶にも残らないぼくらの仕事は大河の一滴
9
総
(
す
)
ばるより瑞々しいね私たち ただ空見やる瑠璃のふたりよ
4
ダリの絵を 鏡に映し 世界見る 自らこそが あな如何(いかが)わし
11
ああそうか木の葉は小さな翼だね散るまで羽ばたく季節の風に
25
無い物は 別にいらない
失
(
あ
)
ったもの 返せ、返せよ 我慢ならない
19
無関心 強きに
阿
(
おもね
)
る 人が増え いつの間にやら 「弱者」在り
15
答弁が 何か白ける 予算委の 三分の二超え 台本通り
11
泥濁る溝に
小蝦
(
ざりがに
)
釣りし日は舗道となりて靴音の
下
(
もと
)
14
白雲に 匂い立つよな 桜花 遠くから見る 桃源郷
14
眠い朝 目に鮮やかな みどり色 菜花の里に
春隣
(
はるとな
)
るなり
12
足を止め 朧月夜を背景に 梅を眺めつ 風に身
委
(
ゆだ
)
ぬ
32
来年度 新たな組織 改定に 頭悩ます 適材適所
25
君と我 互いのぬくもり分けあって 過ごした時間 減りゆく春へ
15
雪解けも彩り褪せしさくら草
運命
(
さだめ
)
を生きる輝きの外
31
眠りから覚める合図や梅一輪開きて庭の色づき始む
24
降り積もる 雪に吸わるる 音もなし 霜柱踏みて待ち人来たる 灯り灯り 馬いななくや
5
ふき味噌の 香りと苦味のハーモニー 春の息吹を噛みしむる朝
27
ベランダにそそぐ
春陽
(
はるひ
)
の強さ増し庭の雪塊もちりちり昇華す
11
春寒(はるさむ)に 悔いることなし おぼろ影 陽射し影朧 夢かうつつか
5
春立ちて くれないもえる 枝垂れ梅 おぼろ月夜に夜の影朧 去ぬ後ろ影
4
滝つぼに 梅の花 散る 樹つららの 雫したたり 梅の残り香
6
子の熱に眠り削りて添う母に 豆電球の明かりやわらに
26
応援と 寂しい気持ち 葛藤し 誰にも見せない 零時の涙
7
缶コーヒー ひとくち飲んで 深いと言う キミは笑うが マジだよ俺は
3
きみがいう のこったしろみは どうするの? のこったしろみに きみをかさねて
2
きみが3 しろみが4の レシピみて しろみのきもち わかるときみが
4
重だるい幕を開ければ花ばっかむやみに咲いてばかにしやがる
9
「やったか」と言ったばかりに残党の不安がわたしの寝首をかいた
7
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