ナイターの 始まる頃に 夕飯の 支度準備 秋の夕暮れ
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初体験 スマホでネットバンキング ポチッと送金できちゃう怖さ
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松茸は妻の厳しき管理下に 一口ごとにカウントされて
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趣の一字にぜんぶ託せたら三十一文字も苦しんでない
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清水の舞台からをも飛び降りて 見切り品棚 松茸買ひて
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君がわれの得意料理と認めた餃子をひとり食べる夜なり
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叶うなら 拳で語り合いたいな 生まれ変われる そんな気がして / 瓜田君
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空っぽの米の売り場の貼り紙は人通る度ヒラヒラとせり
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生はもう眼も当てられぬ様でした隠棲ぐらい 絵になりたいわ
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ヤバそうな雲をギリギリ回避してニヤリひと息カラリと背伸び
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虎狩りを挑む男がいればこそ虎の強さも引き立っていた/追悼 小林邦昭さん
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女の子 ってずるいよな 簡単に 俺からお前を 奪ってくだろ
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昼休み お前が 告られてる間 素数 数えて やり過ごしてた
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「好きです」と伝えていたらよかったな 風よ運んで「元気にしてる?」
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あなただけ抜け落ちた世に咲いた花 場違いなほど高過ぎる空
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チョークスリーパー、銃声、鉄の音それらは全て花火になった
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「その人が好きなら言えば?」「いま?」「ちょっと… ここにはあんたとあたしだけだよ?」
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フレッシュな「マジで恋する5秒前♪」煌めく姿今だ変わらず/ですよね大津芭貴さん♪
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パパパパと呼ばれた時代遠く過ぎ今ではじいじと呼ばれる歳よ/前に詠んだかな?
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検索の機能がないからさあ困る過去詠む歌と被ってないか?
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西日避け 駅直結の地下道を歩けば涼し 夏はまだまだ
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秋なれば読書したいと思いける けれど我には文字追えなくて
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地上波は無理かもしれんがネトフリでそろそろお姿拝みたくあり/潤間ぼへ様同感です
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何回も重ねて免疫できもせず別れのつらさ身に染む今
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青春と懐かしがるには酒の香と女が匂う海を見る道
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ヒロスエのファンでいるのはアカンのかそろそろ禊済んだ頃やろ
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雷が鳴りて布団がポッコリと あらチビ猫や いつ入ったの(ビビリねこ)
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詐欺サイト誤りクリック何でやねんサイレンの音肝冷やす
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秋雲は高く黄昏 電柱にカラスが鳴いて これまた寂し
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エアコンを横目に見てはグルグルと回る扇よガンバレ!初秋
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