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ロリ受けのあの女優さえ今はもう 母親役になって久しく
18
あんなにも必死で学んだ英語より AIならば十秒で翻訳
19
早寝して丑三つ時に目が覚めて 毛布の暑さに春の煩悶
26
脳内の弥生時代の地層から 発掘される
土器
(
かわらけ
)
の数
23
ゆめでだれかの抱擁をうけ ひふ細胞だけが憶えていること
7
値がよろし ビニ傘買った ビル風に ものの5分で 不燃ゴミされ
6
身熱
(
みのねつ
)
す
児
(
こ
)
を乗せ急げば看板の問ひに惑ひて右左へと
9
AIの指示に従ひパソコンの設定変更を半日で終ふ
11
言の葉に悩み
窓外
(
そうがい
)
眺むれば 曇天の
夜半
(
やはん
)
に朧月
32
山おろし 氷雨窓打ち 灯影 その影淡く 雫滴る 静けさや
5
冬凍る 足跡絶えて しじまかな おろし風吹き 白銀の舞い 凍てつく梅の 香り溢れる 春隣
4
独りゆく 雪の足跡 振り返り 雪降りしきり 木立凍てつき 枝を透かして 氷る月影
4
冬晴れの ひともと咲くや 水仙の 香りこぼれて 風に漂い 冬の朝
4
濃い紅葉 いにしえ語る 古刹かな 鐘の音響き 紅葉舞い散る
6
天冴ゆる 凍てつき寂し 峠道 風の間に間に 粉雪吹雪く 一歩ひとりの 影法師
4
十五度がまあるくかこむ朝の息 春眠だものまた目をつむろ
17
「買ったんだ」つれない素ぶりの息子達 「食べる?」を期待し しっぽぶんぶん
5
山奥の精霊宿る木々たちに 春のエナジー伝わり行きぬ
18
どす黒い 闇の衣に包まれて こころも体も まっくろくろだ
20
目覚むれば 屋根にポツポツ雨音が 乾いた心に染み込むように
21
根元から切られてこぶの酔芙蓉 夢を紬ぎて如月を生く
32
かかかかか このもんどころ かかかかか めにはいらぬか かっかっかかか
4
見た目ほど若くはないとつぶやきつシルバーシートの遠き夕暮れ
19
空腹を束の間埋めし珈琲の夫婦喧嘩へ 『風桶』理論
16
今晩も 僕が開けるよ 缶ビール 笑顔の君は 黄色いネイル
4
背負った業
(
ごう
)
業
(
わざ
)
を磨いて生業
(
なりわい
)
へ わたくしなりの自業自得
5
ドライみかん 唾で実って甘くなる 食べても枯れない ぼくは死なない
4
静かなる星のマグマは地の底で大地を穿つサファイア抱いて
21
卒業式 荷物を下ろし 羽ばたけり 力を付けて 荷物背負いたり
14
政権に 無駄はつきもの その原資 高齢弱者が被りたる
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