ウィキペディア「無知の知」を見る 最後の文 「死刑となった」で笑う深夜四時
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歪めれば知らぬ存ぜぬ歪められれば呑まれゆく渦潮の中
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学友になり損なった想い人 耳を立てる若竹の空寝
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マイノリティコミュの中でもマイノリティ 自認するだけが楽なのかもね
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黒焦げになったお肉をこっそりと食べるおれって死にたいのかな
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カギをかけわずか3秒燃え盛る家がよぎってまた開けるカギ
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咽頭にピンポン玉がつっかえて胸でドロドロ腐る本心
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出土したきみよりデカいパーカーを着ていたやつの古墳を作る
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育成のシーンを飛ばすきみを見てそっと畳んだゼクシィと夏
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音量を下げることなどできません 野生が奏でる蝦夷山桜
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眠れない私の身体太らせる明治エッセルスーパーカップ
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山と谷 繰り返すたび賑やかに 鶴や蛙が折り目正しく/「折り紙」
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磨きたい 今からだって あと少し 今を生きてる 私のうちに
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好きなんだ?あなたも私と同じ人。いいよ私は幸せ不向き
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近ごろは見かけなくなるネジバナの螺旋はちっちゃい蘭が咲いてる
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ようく見て白詰め草もスイトピーも同じかたちのマメの花だよ
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人間を辞めてみたいと思います他になりたいものも無いけど
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この街に人を呼ぶ術ひとつだけ季節構わず打ち上げ花火
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きみという誇りを守る箱になるいつかは海へ辿り着いても
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閉め切ったカーテンの部屋いるはずの君と太陽重なった朝
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早い人 今日からすでに ゴールデン ウィーク突入 まだ4月やで
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君たちの見えないところを少しでも 垣間見た気で走るペン先/あふれる二次創作おもい
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お日様の光がとても暖かく 寝たきりだけどとても良い日々/老人ホームの午後
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仕事中飲むインスタントカフェラテが値上がりしてる苦く感じる
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そうかコレがとまじまじ眺め 気づけば互いに気不味くて/都々逸
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しゃがんで?は二人の合図だったよねすまし顔して今もいきてる
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あの頃は朝の電話が日常で現在いまは電話がご褒美レベル/令和七年卯月
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受話器越し名前呼んでと甘えれば2回も呼んでくれた優しさ/間接でも魔法
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停車してガードレールにもたれてる打ち上げ花火に見られちゃったね/今年初花火デート?
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「仕事の夢を見て寝られなくなった」次のデートは“おひるね”にする/隣にいきたい
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