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食後すぐ お菓子をむさぼる おばちゃんが 涙もろいんとは 知らんかった
4
自転車のペダルを漕いでゆっくりと小春日和に咲くオキザリス
6
予約した 駐車場が 見つからず キャンセル料に モヤモヤつのる
21
枝先の
椛
(
もみじ
)
赤らむ
惜秋
(
せきしゅう
)
や 夕焼けに
染
(
そ
)
む 薄紅の雲
31
子を預けひとりで出かけ 紅葉と、子ばかり見てた日々に気が付く
13
補助輪の吾子が進む砂利道に 我の姿を重ねんとする
14
朝餉まえ香煙たちて
鈴
(
りん
)
ひびき心ととのふ位牌の前に
19
爪を切る。我の指からはらり落つ 大小十個の細き三日月
28
ジャリジャリと響く足音聞きながら、抱いた赤子が駆ける日思う
14
桃李には 人集まりて 蹊を成す さは成れずとも 桃を手本に
15
名乗る パトス 過酷 かこつ 走馬灯 悟る 不可能 野望 手折る \「カオス」
2
澄みし空 三日月の色 温かく ほんのり照らす 遠き
地球
(
ほし
)
まで
29
君の好きな手料理などになびかない保護費で暮らす母の祝福
29
新月の ぽっかり浮かぶ 西の空 夕焼け空に 明日を誓う
25
社長たる父には勝てぬ誕生日別れた母の誘い断わる
24
凍てついた海へと裸で身を投げるジワッと吹き出す汗を握って
3
お互いに耳遠くなり噛み合わぬ話ふえても居心地良き
親友
(
とも
)
39
オリーブの
深緑色
(
ふかみどりいろ
)
空き瓶に薔薇生けてみて勤労感謝
47
小手先の スキームなぞと 曰うは 枝葉を眺め 幹を眺めず
12
楽できて 我が身を立てる やり甲斐は どんな苦労も 掛けて惜しまじ
14
娘でも妻でもなしにうら若き夫婦と幼児眺めおるとき
10
ただ
親友
(
とも
)
の元気な顔が見たいから チャイティーラテの香りの先に
27
ラーメンを 食べに来たのに うどんかよ ケチもほどほど 二百円差
4
感動を 思わず伝え 自衛官 高校生に 馴れ馴れしいか
2
ダンスとか 吹奏楽は 楽しくて この世の人が 集まるわけよ
3
ダメなこと やっちゃいけない ことならば 止める以外に 言い訳もなし
2
嫌な人 苦手な人に 一工夫 ゴマをすりすり なかなかのもの
2
こつこつと やっていること いつの日か 日の目を見ると こっそり思う
5
駐車場 空いてるところ ありません 航空祭も 今日はお預け
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青トマト 十一月に 採れたもの 天日干しにて 赤くなるはず
3
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