山深く郡上のせせらぎ鮎釣りの胸まで浸かる釣果はいかに
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天日干しするタイミング失ったジップロックの中に漬かる梅
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ぬくもりが消えた光よLEDそのまぶしさにもいつか慣れるか
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夕飯後包丁洗う最中に殺意芽生える人もありけり
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音楽は何が好きかと聞かれたら演歌が好きだと即答したい
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やっぱりね あなたとわたしは離れない 運命もそう言っているしね
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土曜勤 愚痴りたきこと多々あれど 冷えたビールが全てを流す
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人けない深い山道ヤマユリは我が為に咲く威風堂々
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これまでに経験のない暑さだと以前も言ったような気がする
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デート後の ひとり散歩の 虚しさよ モヒート飲んで 帳降りつつ
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蝉の声止むほど暗き 曇天の帰路の涼風 初秋しょしゅうの如し
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如月のあの日の会話 ひとくちもらったアイス 外は寒かった
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永遠に終わらない夏巡りくる 君と出逢ったアオハルの夏
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虫刺され予防にと塗るミスト剤必ずむせる肺に悪そう
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つゆざむに︵26℃ 笑︶ 白菜とうふとにくいれて おなべもどきを 作ってたべる
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ひだりての中指にはめるカットバン 来世は君との指輪をここに
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夕立の雲の晴れゆく山端やまのはに入日を受けてかける白鷺
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葛城の久米の岩橋絶えしかど虹こそかかれ夕立のあと
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暑さゆえ「認知に非ず」と嘘ぶいて小さきメモ帳またさがしてる
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初蝉の声に包まれ空仰ぐ 私の夏がいよいよ始まる
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日常から足を浮かせてぶらぶらと心地よきかな土曜の夕方
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弱き足ノルディックポール頼りに仲間と歩く山の辺の道
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鳥が鳴く理由も知らずに癒されて 人の言葉に怯懦になるの
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嘘一つ 重ねるごとに 壊れてく 己は誰ぞ 答えられずに
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ざわめき 物音 スピーカーのホワイトノイズ 音の重さ識る
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実家の鍵 片手に収まる四星球スーシンチュウ・キーホルダーは 我に似合ってる
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ワクワクの予感が 僕を包んでる ドラゴンボールの悟空みたいだな(笑)
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ゆるやかに 幹を傾げた木々ながめ 吹きゆく風の旅先を知る
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ゆるやかに帰宅モードの午後三時 お囃子軽やか 休出なれど
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なんとなく 三十一文字みそひともじを 始めるも 暗い物しか 詠めずに嘆く
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