通り雨 きらきら光る 雫にも 潤い感じ 暫しの涼風
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帰京して 夫婦別姓 はんたいの幹部いる党 みらいはあるか
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今開く十年越しの単語帳 後ろの方は新品のまま
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欧米のカップル単位の 行動は なんかのエクスキューズ 同調圧力 \キリスト教敵なジェンダの言い訳か 父母子二人が一世帯とゆう時代性
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熱風や桜の枝垂しだれすり抜けて 大樹の幹も木陰で涼む
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あるーちゅうの はじめの いっぽは なつやすみ しょうがくせいでも 泡はのますな︵ビールの︶
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変色を はいだきゃべつは ちいさくて ベーコンにんじん 小鍋でポトフ
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レモン水飲み干す前にアワアワのたくさんの粒を描きとめたい
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葡萄棚 吾子わがこ抱き上げ 昔日の母と私の写真のようで
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夜の分とっておこう十分のいくつになるか数えつつ詠う
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名人を真似してみても雰囲気で何のことやら意味伝わらず
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おつカレーの会など終えて 「また来週」 竹馬の友おさななじみとは まこと良きもの>転居祝い・そのいち、キーマカレー
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ゆらゆらとクラゲみたいに揺れてく 漁の網には掛からぬように
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「あの星に連れてってあげる」地球暦百億年のある夏のこと
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きみが吐く言葉が端から死んでゆき 私の中で吹き返す息
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安全の保証に関与とか どの口が言う お前が侵略者だ露
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京都行き天気は穏やかなれば良い 否 嵐になればと回すスプーン
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履き慣れた靴で靴擦れするように得意料理でまさかの失敗
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ぶらぶらり向かいの席の幼子の 小さな靴の可愛いことか
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暗渠の上のアスファルトを踏むここはレテにつながる最寄りの奈落
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それぞれに思いはいろいろあるだろうが 年取ってから 肌は出さない
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文字通り巷へ抛り出すぞとの亡父の言葉固く忘れず
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正直で損して何が悪いのか 結果出るのは来世さ来世
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レディでしょ ちょっと身だしなみ整えて 鏡の前でくるっと回って
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レジ前で小銭いっぱい差し出す子わずかに足りず買えぬ弁当
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ダイエット みつき七キロ 自画自賛 よく考えりゃ 糖尿の薬で
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見つめてる空白多い招待状 せめて教えて持ち物はなに
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うつくしき言葉を紡ぐこともなし 日々の怨嗟を喰む安息日
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ラジオからラッキープール聴きながら ロコモコ丼を頬張り 夏
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雪国の 真夏のみどり色の海 一度訪ねた 祖父の故郷ふるさと
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