Utakata
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水槽の 魚を指して アレとコレ 捌かれるのを 子どもが見てる
3
聖域の地雷を踏めば唸る雲 僕は待ってる綺麗な雨を
9
死んでるの? 声かけるのも 怖いから 鼻歌歌い 反応を見る
2
行く春の末の松山藤咲けば紫の波越すかとぞ見る
8
業
(
ごう
)
の手で 作った鬼は 民草の 苦しみ知らぬ 神を滅ぼす「火の鳥 鳳凰編」
7
今日鳥は祭りだろうか賑やかで空一面に響く
囀
(
さえず
)
り
17
これは檻 ヒバリその手に抱きて笑む
空
(
から
)
の鳥かご見つめる瞳
5
「おはよう」が降る前のこの珈琲が私という名に戻れる時間
33
この綿毛みんな散っては畑跡黄色に塗ってつぶすタンポポ
18
まごころのメッセ読みつつ嬉しきは生れし日よりの道の愛しさ
20
「おめでとう」スマホの窓に咲き乱れふつうの私 主役の一日
26
口で言う ほど簡単な ことじゃない 皆々日日 何とかしてる
9
冷凍のブロッコリーは美味くない面倒だけど茹でて食べなきゃ
10
まだ人の 動き見られず 街並みを 見渡す頼もし 後姿
7
Utakataを
可惜
(
あたら
)
去りゆく 歌友の 幻と消ゆ 奥ゆかし
短歌
(
うた
)
29
禿げネタの川柳ばかり投稿し禿げの選者の度量を試す
16
君の背が 小さく見えて あと何回 一緒に歩ける ふと思う午後
27
弾丸を 撃ち込むように
飛行機
(
本命
)
を 連写し続け ガチマニアたち
11
その人の 歌ぽっかりと消えてから 知る うたかたの 刹那きご縁
47
この国の宝は何かと問うテスト答えに悩むか憲法記念日
18
北の空北極星も遠慮ぎみ夏の星座は密かに準備
17
薄暮れの東の空に上りくるフラワームーンは大気のひかり
14
歌のみの「屋根より高い」空見上げぼくの戸口の小さき
幟
(
のぼり
)
31
未明から 唸りを上げるもがり笛 季違いなれど今朝に相応し
19
混み混みの 揺れる電車で愉しげに 宿題始める一年生
14
沈む村ダムに涙が溜まってく雨は潤す豊かな街を
19
庭の木は 街の木々より しなりたる イチローさんの 打撃のように
14
万物は 望みし時に 過ぎ去りて 蓄えたるは 皮下脂肪なり
14
明け方に見る夢すべて
操
(
あやつ
)
れたら 「今日」という日が晴れやかになる
16
フォーカスのチャンス
窺
(
うかが
)
うパパラッチここぞとばかりに被写体に懸け
13
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