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一人酒 ライン開いて 過去思う もう君にだけは 電話しないんだから
1
いつからか自分の力で漕ぎ出した 大海原の波よ静かに
1
コンセント抜いたかどうか気になって間に合え私駆け抜けた朝
6
街角の 材木置場も ドームでも『歌う』ってことに かわりはないさ
1
「この歌は みんなのため」と 嘘ついた。ほんとはたった、ひとりのための、
1
青空が高く眩く見えたから 終末時計の針を進めよう
1
夏空に 飛行機雲の 一直線
同じ
(
おんなじ
)
ようには 届かぬ気持ち
1
たぶん今日星がきれいだしこれから海まで走る帰りは知らん
3
死にたいと思う気持ちは嘘じゃない バースデーケーキ頬張りながら
3
清涼な涙が宿るコロナ禍にそえる一滴 君の息吹が
0
声変わりする瞬間の接吻は凛々しいような哀しいような
1
星醒める間は私の側にいて星の眠りは二人の別離
2
触れぬ間に大きくなった君の顔 でも耳たぶには産毛が残る
1
どう思う長生きしたいの犬の君尻尾を振って明日は知らない
2
ごめんねを言っても言っても言い足りず許しを乞うのに飽きてきた感
4
春の馬 未来のあなたが翔る空 今頃君は眺めてるかな
1
さよならトランキライザーあしたから夜のにおいを忘れて生きる
2
乳白の 双丘に生る 汝が苺 甘さに酔へり いとしさに酔へり
3
げた箱で静かに眠るハイヒール 頑張る私をいつか照らして
3
水を蹴り青にひたした君の足ゆらぐ境を永久保存す
5
どんな味するんだろうと摘まんでは戻す固形絵の具の包み
2
夏の空狂おしいほど青く澄む 僕らの切なさすべて殺して
0
蝉しぐれ今こそ鳴けよみんみんと七年分のストレス発散
0
暑すぎてついつい怠る自己肯定 気にしないでしょ? 一人消えても
0
理由
(
わけ
)
もなく信じていたの君の裸のままの左手薬指
2
君のこと いっそ食べちゃいたいけれど 存外僕は 少食なのよね
1
いつか描く予定ばかりを買っていて白く積まれてゆく水彩紙
2
夏をパテで塗りあげている頭痛ある籠もる疲労に、微熱かな
0
サイダーは砂糖水へと変わりゆく 気泡賑わう時間は過ぎて
6
君のLINE三言目ゆうに足りなくて歩き通話に「なんでもない」、の
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