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希望にも賞味期限があんのよとキャベツ刻みつつ母ちゃんは言う
6
愛しみて撫づ人の手の思ひでを白く纏ふる干し柿を食む
4
さあ行くか 健常ランドでパワハラを受ける時間だ 染まってなるか
5
鳥肝を
数多食
(
あまたは
)
みてしこの命
贄
(
にえ
)
が無念をひしと噛みしむ
3
鳥肝を
数多食
(
あまたは
)
みてし この我は
実
(
げ
)
に生かさるるいのちなりけり
2
朝焼けの後は雨だと知りながら出掛けてみたい今日の彼方へ
5
触れるけどあなたを代わりにしたくない 愛したいから夜を忘れて
1
あのことはいっそこのまま知らぬふり 殴れどもまだただよう記憶
0
馬 馬
(
べるもんとすてーくすさんじゅういちばしんさあっしょうせくれたりあと
)
0
三カ月過ぎて宇宙の果てに居る闇に光らぬ私の愛は
1
好きなひとその幸せを願えない愛上回る徒労のせいで
1
嫉妬され殺されたいほど愛されて夢じゃなかった戯言を言う
1
絹物
(
きぬもの
)
を
着脱
(
きぬ
)
ぎ
衣擦
(
きぬず
)
れ逢う
鬼怒
(
きぬ
)
の
後朝
(
きぬぎぬ
)
着ぬる
衣着
(
きぬき
)
ぬ別れ
2
もういくつ寝ると正月もういくつなんだろ僕は 命投げたい
0
木枯らしは冬のおとずれ 足音は君のおとずれ君のおとずれ
0
男壬
(
にん
)
男辰
(
しん
)
せる
男良
(
むすめ
)
のまろき丹田が纏う
腹帯
(
はるび
)
はISSEY MIYAKE
5
他者という地獄の中にわれら餓鬼ひとりひとりが吠たえつ捩れつ
1
十九万六千八百八十三次元の月影に怪物あり
5
熾炭
(
おきずみ
)
のほろと欠けひとつほろと欠け氷雨の宿に暗がりを食む
2
働いていた時の方がリズミカルだった気がする言葉と生活
2
満州に渡りし人の遺跡巡り大連で買うアカシヤの蜜
3
あの瞬間言い返せたらと後になりいつも後悔ふがいない僕
12
掌の上でさ迷ふ僕たちを青く灯した地図アプリ、冬
4
慎みの小さな星を飾りをり待降節の
石蕗
(
つわぶき
)
ゆかし
3
「生きるとは どうやらこういうことらしい」 気づき続ける ずっと 死ぬまで
4
一言で直ちにこころポンと跳ね花咲くなんの骨折りもなく
2
真っ白な吹雪が広げるスクリーン君の笑顔がキラキラ映える
0
冬の朝ひかりが部屋に溢るるともういずこへも行かれぬ子たち
2
君の手が不意に私の手と触れてただそれだけで胸いっぱいに
0
カラフルの行き着く先は何色か 答えは知ってるあなたと私
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