Utakata
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ねこじん
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「この瓶を一番広い海に流して」というのが、あの人からの言葉でした。
言う通りに、私はここ、インターネットという一番広い電子の海に、言葉を入れた瓶を流していきます。
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あいのこ
(
合いの子
)
と
(
愛のこと
)
、あいのことばで韻を踏む 「愛の人」だと言われた日には
4
温かいスープに浸かる 鮮やかな色とりもどす 野菜みたいに
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僕ら 居合わせることができなかった(その)ことをずっと
重要
(
だいじ
)
にしてたんだ
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彼女から 言われた通り この瓶を 一番広い海に流して』
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垂れた
(
だれた
)
夜に
要約の
(
漸くの
)
、雨 風鈴の 涼やかな音 一つ残りて
3
健やかに育ちますよう
梶
(
かじ
)
の葉に 歌書くような
渡し
(
わたし
)
の祈り
3
コンビニへの行きしな、
初日
(
はつひ
)
の
出
(
で
)
を浴びる 冷蔵庫の中のオレンジ
1
理想的なmirror(「みらい」とルビが振ってある) 値段が書いてないけど売り物?
2
ゴミ捨て場の鍵開けて とっていく 第五惑星からの宇宙人
1
そぞろなるsorrow 抱えて歩きます 白い
供花
(
きょうか
)
を
叉路
(
さろ
)
の数だけ
0
凍
(
しば
)
れる気の中で
震
(
ふる
)
う
托鉢
(
たくはつ
)
の 我が身可愛さ 祈りにかえて
0
コンビニのウスターソース一つだけ
人目
(
ひとめ
)
気にしてバッグに入れる
0
サントリービターキャラメルラテの夜 絡める舌の 甘さ探して
1
七七日
(
なななぬか
)
誘い文句に 断り入れて 茶店で 同じ黒を飲む
0
濡れる黒 白檀の匂い 伏せた目と
合えぬ
(
逢えぬ
)
まま 真珠貝で掘る夢
0
L
(
エ"ル"
)
サイズ ですねと確かめるように 指先で空にまじないかけて
1
環状線 私をどこかに連れてって くれるはずもなく ぐるぐる
とわに
(
と輪に
(
永遠に
)
)
4
庭に咲く月下美人を見る美人 見れない僕を見る月兎
3
食べる 寝る 暖かくする それからさ 君との幸せ 考えはじめ
3
「私は見た。あなたが何をしてきたか。」――
十人目の証言者
(
証言10
)
0
夏の
夜帷
(
よるとばり
)
の端に
包
(
くる
)
まる
更けて
(
老けて
)
惚けて
(
呆けて
)
寝言
譫言
(
うわごと
)
2
雨に生まれる 蝉の
滴
(
しずく
)
に打たれ
0
『もう寝てもいい?』 それが最期の言葉なら 「いいよ」も「だめ」も違う気がした
2
(
幼子
(
おさなご
)
に「ないないして」と云うように) 寂しくないない してよ
神様
(
かあさま
)
2
世界をゆっくりとあじわうこと
風を感じる
(
Blowin' in the Wind
)
君に
見惚
(
みと
)
れる etc.
2
knockin' on heaven's door 裏打ちする かなしみは
凪
(
な
)
ぐ海をみてる
1
蛸足
(
たこあし
)
のコード
辿
(
たど
)
れば
二口
(
ふたくち
)
の あなたと私
渾然と
(
混線と
(
コンセント
)
)
して
2
『捨ててやる 海も
蒼空
(
そら
)
もないこんな町』 ネモフィラの花で幻視する
瑠璃
(
あお
)
7
まっさらな気持ち 静かで怖くても 鱗が剥がれるような目覚め
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振り向かず岐路に立つ 君 消えた先 ずっと見ている 鳴るクラクション
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