ねこじん  フォロー 0 フォロワー 1 投稿数 27

鎌倉の夏休みに思いを馳せて 漬物よそう小皿を選ぶ 

携帯をかかげた画面に映らない あなたがてる虹の先っぽ 

びんづめの あたしにうみ電子海に たゆたって とどかないかな ほんとのことば 

永遠の夜に立ち会う 病棟は/居酒屋は 身を誰かに委ね 

団地から静かな子らの夏休み 青いクレヨン 凪いだ炎天 

頭の中でまた蝉が「うるさい消えろ」 夏から逃げ出して東京  

さむい雨、したたる嫌気いやけ、たすきがけ、傘さす片手、すそたくしあげ 

雨宿る子猫の声に 吾もまた 「飼えないからね」「ごめんね」と鳴く 

ふじの花 vividでない声色と その優しさが うつくしいひと 

日本酒に振り絞るライム、切れ味の鋭い神風 冷たさを知る 

目の前で 檸檬れもんぜるか飛び降りか 丸善、大丸、価値ある言葉は 

(25)が目に留まり じっと その数の重さを思う 私とおなじ 

春雨の うつむく先に 花筏 数限りある らぶ あんど ぴーす 

「令和(れいわ)」と、三度声に出すもなんとなく、しっくりこない 未来の響き 

人生のロールプレイング初心者です。 ハードモードで呪い解く旅 

客人まろうどは メロンソーダのフロートの 数を数えて眠ろうとする 

朔太郎、安吾、啄木 好きなひと 下の名前で呼び慣れなくて 

サンタなどいないと知って 今もなお「いい子」にしている 透明な朝 

二ヶ月も先のことだがそれとなく 子供がいい子になっている気が 

三日月の欠けたところの味がする 君がいなくちゃ 食べきれなくて 

優勝で 広島の街は大騒ぎ 春でなくとも こひに躍れり 

が落ちて君と静寂で会話する 「そろそろ寝よう」から始まる秋 

目が覚めて、寒いと感じる そういえば また冬は来る また冬が来る 

0時には届かなくなった「おめでとう」 長かったような短いような 

寂しくない別れだったのに 新快速 いた席見て涙を流す 

「5」・・・・・ 一人いなくなって初めて 綺麗に切り分けられるケーキよ 

続く雨 不快に感じる布を脱ぐ 毛並みを失った猫の肌色