ねこじん
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「この瓶を一番広い海に流して」というのが、あの人からの言葉でした。
言う通りに、私はここ、インターネットという一番広い電子の海に、言葉を入れた瓶を流していきます。

あいのこ合いの子愛のこと、あいのことばで韻を踏む 「愛の人」だと言われた日には
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温かいスープに浸かる 鮮やかな色とりもどす 野菜みたいに
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僕ら 居合わせることができなかった(その)ことをずっと重要だいじにしてたんだ
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彼女から 言われた通り この瓶を 一番広い海に流して』
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垂れただれた夜に 要約の漸くの、雨 風鈴の 涼やかな音 一つ残りて
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健やかに育ちますよう かじの葉に 歌書くような 渡しわたしの祈り
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コンビニへの行きしな、初日はつひを浴びる 冷蔵庫の中のオレンジ
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理想的なmirror(「みらい」とルビが振ってある) 値段が書いてないけど売り物?
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ゴミ捨て場の鍵開けて とっていく 第五惑星からの宇宙人
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そぞろなるsorrow 抱えて歩きます 白い供花きょうかを 叉路さろの数だけ
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しばれる気の中でふる托鉢たくはつの 我が身可愛さ 祈りにかえて
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コンビニのウスターソース一つだけ 人目ひとめ気にしてバッグに入れる
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サントリービターキャラメルラテの夜 絡める舌の 甘さ探して
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七七日なななぬか 誘い文句に 断り入れて 茶店で 同じ黒を飲む
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濡れる黒 白檀の匂い 伏せた目と 合えぬ逢えぬまま 真珠貝で掘る夢
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エ"ル"サイズ ですねと確かめるように 指先で空にまじないかけて
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環状線 私をどこかに連れてって くれるはずもなく ぐるぐるとわにと輪に永遠に
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庭に咲く月下美人を見る美人 見れない僕を見る月兎
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食べる 寝る 暖かくする それからさ 君との幸せ 考えはじめ
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「私は見た。あなたが何をしてきたか。」――十人目の証言者証言10
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夏の夜帷よるとばりの端にくるまる 更けて老けて惚けて呆けて 寝言譫言うわごと
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雨に生まれる 蝉の しずくに打たれ
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『もう寝てもいい?』 それが最期の言葉なら 「いいよ」も「だめ」も違う気がした
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(幼子おさなごに「ないないして」と云うように) 寂しくないない してよ神様かあさま
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世界をゆっくりとあじわうこと 風を感じるBlowin' in the Wind 君に見惚みとれる etc.
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knockin' on heaven's door 裏打ちする かなしみは ぐ海をみてる
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蛸足たこあしのコード辿たどれば二口ふたくちの あなたと私 渾然と混線とコンセントして
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『捨ててやる 海も蒼空そらもないこんな町』 ネモフィラの花で幻視する瑠璃あお
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まっさらな気持ち 静かで怖くても 鱗が剥がれるような目覚め
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振り向かず岐路に立つ 君 消えた先 ずっと見ている 鳴るクラクション
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