にんじんとキャベツが甘く彩って 卵は全て優しく包む
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ひとひらの永劫回帰の終古にて潮に寂びたる海を抱かむ花の夜はながめせしまにいたづらに染まるともなく散るを惜しまず
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冥府よりメールマガジンとどくゆめオルフェの琴にねむる番犬
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花の夜はながめせしまにいたづらに染まるともなく散るを惜しまず鉄錆の倦んだこの身に流るゝを「同じなのだ」とおまえは云つた
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鉄錆の倦んだこの身に流るゝを「同じなのだ」とおまえは云つた「潮騒」と誰かの声で紡がれる それはわたしの血汐ではなく
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今日君とたっぷりお話しできたからにやけたままで布団に入る
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うつらうつら 言葉の海を 漂う日々に 突然現れる 走る光よ
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なまぐさくない短歌だっていいけれど、けれど短歌よ血であってくれ
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同じ道 一年前にも 通り過ぎ 君の言葉の 選びの美しさに声を失う
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忘れないからと 怒る君の叫び声 そんなにも 強く積み重ねて 遠くに来たのか
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雨の日の 水溜まりをよけて 足を見て 本当に 避けたいものはなんなのか
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なまぐさきなしし短歌もしなれどなれど短歌よ血とあらまほし
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降下する光の群れのただなかにイエスが立ちて果てが生まれる
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「潮騒」と誰かの声で紡がれる それはわたしの血汐ではなくひとひらの永劫回帰の終古にて潮に寂びたる海を抱かむ
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箸といふやさしき道具たべものをきずつけぬままふはりとすくふ
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明日こそあなたに逢える そんな気が私を捉え離さずにいる
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自分自身の醜い部分と向き合わずラクしてる人が許せないのかも
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きざはしを寄せ集めたる彼の人のメールマガジン遺骨にも似て
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もう既に失恋してるようなものなのに諦めきれずにいたり
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この先は誰かを殺すだけなのか 他人ひとか自分か ノーモアもういやだ ソーメンそんな男でいることは
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いつからか取り除きたいこの気持ち値段シールの粘着は残り
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箸落とし拾ってあげてまた落とし皺くちゃな手老いた母の手
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よのなかはあそびをせんとや生まれけんかりがねわたる浮き雲の空
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春となりお台所も水ぬるくゴム手袋も無用となって
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鳥帰る笑う山峰後にしてあっけらかんと古沼の広ごり 
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開けたての煙草のけむの優しさとひきかえにこのいのちあげよう
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五年前夢をかなえて出ていった知らないひとが残したレンジ
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時速200kmの白銀光線Solar Ray 網膜ごと眼球焼き潰せ!
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ただ好きなものを集めてるだけのやつに負けたぼくは言葉をもたない
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生きてゆくことに押し流されていく もったりもったり静かに泣いて
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