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持っている言葉の数が少なくて、今は死にたいしか浮かばない
2
食卓を飾ったままの愛の色 羽根よりも軽くなりたかったの
1
感傷はいつかの私の感情に干渉せずに桜と消えた
2
近づく日恐れ全てを投げ出して バラバラになって消えたくなる日
2
簡単に「〜すれば」と言うけれど やれるならまずお前を殺す
5
ぷすっと刺し すぽっと取れる 感触を楽しんでいる いついつまでも
0
おのこ生きただひたすらに夢を追いおんなはひたすら命を繋ぐ
1
ふり仰ぐ空に電線スパゲッティかくもはかなき命綱かな
0
言えなくて手紙を書いたことがある ちり紙にしてすてられたけど
0
なぞるのは見えない君の輪郭としあわせ探す私の感覚
0
春先のほのかに笑んだあたたかさ それは昼時の微睡みに似た
1
悲観して貶して沈むようなひとくるしいだけで生きてはゆけぬ
0
まだ起きている子が目あきて見る夢のうさぎの尾には甘き味あり
1
明日もまた馬車馬のごとし
夜
(
よ
)
の更けに灰皿に
落
(
お
)
つ灰がこぼれる
1
バイロイト「指輪」ラジオにながれつつ煮しめくろまめ炊く年の暮れ
0
多分今観音坂に生かされて走れと背中を押された気がする
1
君を知り綺麗になりたくなったのに、嫉妬が私を醜くするの
1
何もかもあの日から全て狂ったやり直したい君を知らずに
0
どうして 君は私を選ばない、何が違う同じ女だろ
0
君は今故郷のそれと笑い合い美しい夜を共にするのか
0
字余りで短歌にできぬ記憶たち抱え過ぎゆく
小竹向原
(
こたけむかいはら
)
4
パンケーキシュークリームにロリポップより甘ったるい夢を見たいこの夜
0
なかゆびでかつてなぞれた左頬空中に描く輪郭の跡
0
Utakataで短歌を詠んだ初めてのあの日の隣にもういないきみ
(
あいしてたさようなら
)
1
ひとつずつ「小さな自慢」拾い上げ
撫
(
な
)
でつつ歩く 行きつ戻りつ
1
例えたら簡単だけどその手間も惜しめないほど愛おしいだけ
0
せせらぎにゆらり揺られて眠りたい、好きな香りとシーツの海へ
0
終章の言祝ぎを受くひとひらは死の瞬間の中蘊に舞う
2
根拠なき俺流を信用する君はほんとうのばかだ 心中をしよう
0
身を
竦
(
すく
)
めジッとしてゐる里山の
夕餉
(
ゆうげ
)
の時の桜冷たく
1
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