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らしくあれ人の言へどもむなしけれ思ひのままに生きなばほとけ
12
好きだった同性からの手紙読む タイムマシンがあればいいのに
11
演説後 起立拍手 含み笑い 触れぬトランプ 祟りなしかな
11
曇天や雨垂れひとつ落つるたび こめかみ深く脈を刻めり
11
静寂に揺れる
鞦韆
(
ブランコ
)
そのままに沈む陽を背に童子散りけり
10
家計簿を 付けて出し入れ適正化 財務省が 規範を示す
10
零れゆく想いを五七に
詠
(
なが
)
めれば
三十一文字
(
みそひともじ
)
の壁は背にあり
7
気晴らしになればと図鑑なども入れ恩師を見舞う雨の茂吉忌
19
もし戦後、進駐軍がソ連なら 今頃我らは農奴になってた
18
揚げたてのカツを喰らへばザクザクと奥歯のあつた歯肉にささる
12
交わしたる言の葉のみが脈打てば行方知らざる君ぞ思はる
13
カタログが いいねと総理 言ったから 総選挙後は 贈答記念日 / パロディ
15
あたふたと茶碗洗いていそいそと妻にやらずの春時雨かな
16
食っちゃ寝の
愛猫
(
きみ
)
にマッタリ 癒やされて 家事もサボリて 賄い料理
28
雨の降る 少し前には 土の香が 森の香りも 運ぶ春の日
28
束の間の コーヒー啜る 視界へと 閃輝暗点 雨の窓辺に
9
春の夜のビール告ぐらく はよ飲めと あわやとあわてあわを飲みけり
11
望の月朧に霞む春の夜はビールの泡の囁きに酔う /春宵一刻値千金
14
巻き貝の螺(にし)をオネジに見立てけん古人(いにしえびと)をわれは敬う /螺子賛歌
8
戦争と 平和が織り成す この世界 平和のみにて いつぞ満つるや
16
N
と
S
真中
(
まなか
)
に置かるる磁性体 圧を受けつつ身動き取れず
11
菜の花の香りがさそうお昼寝を土手の芝生でしてみたい春
36
体調の良くなさそうなドクターにお大事にってささやいた母
34
担架行くわれ見る慈顔遠ざかり父よはるけき地平に立つ
青年
(
ひと
)
11
言の葉は鏡となりて映りけりいましの涙胸に鎮まる
12
猫短歌最近詠めぬ感じある詠まない僕にニャンニャンと鳴く
22
シャボン玉 空に浮かばせ 祈る夢 真実を待つ 狼少女
12
明治には身思ふ声を繋ぎしか音の遺産の壱号電話 [題詠 電話]
7
酔ってない 酔っていません 酔ってない ベロベロじゃない 酔っていません
7
世を渡る 僕らはまるで 川渡り 一度濡れれば 楽になるから
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