揺れるほどの拍動 どうしようもなく生きているのだと言うのはいつも、
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感動を  31で  美しく  表す詩を 短歌と呼ぶ
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無理だけどもう一度はじめに戻りたい観念の中私を逃げた
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来た時は定めと思い受け入れる そうしたいけど弱い私で
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日本にっぽんには四季があります」 ウソおっしゃい! あるのは夏と冬と花粉症
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いける気がするこの日々は溶き卵でほどよくできるくらいの辛さ
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短歌をね 何かの縁で ここで詠む 何気にこれは 凄い偶然
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親ガチャ 当たっていれば 良かったな 不満は出るが 感謝は出ず
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この不安共有できるの貴方だけ 隣でそっと支えてほしい
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夕焼けが 似合いに似合う 大阪港 旅立つ人は 見て旅に出た
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切り傷に 貼って付けた 絆創膏 自分が強く なった気がして
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カスカスな 字を書きまくり 見せたいな 伝えたい事 言い終わったで
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潤間兄 刺草は反省してます あの面白いセンスの人・・私のせいですたぶん
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わたくしが街の一部になれたならひかりを灯す花でありたい
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ご迷惑ご心配かけすみません不祥事謝罪いつでも同じ
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芭蕉葉ばせをばの傘下に街灯ながめゐる女、横目にその脇あゆむ
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一重なるタヲルを巻きて飲み干せし珈琲牛乳 飲めど飽かぬも
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真夜中の力を借りて 抜け殻の堀川通ほりかわどおりを滑走する秋
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黄葉の林を抜ける赤電車獲物を狙うカメラのシャッター
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湯あみせばほのと匂ひてあから曳く肌を包みしタヲルは白し
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銭湯のちんぽこさはに揺れてあり 人間もまた動物なるや
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右足を後ろに引いて 信号が青に変われば放たれる弓
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枕元数えた羊の亡骸を抱えることなく明日に託して
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好き嫌い あってもいいと 思うんだ 嫌いは嫌い 好きは好きで
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組み立ててもらいたいならあらかじめバラバラになる必要がある
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三人で 笑って食べて た 夕飯を 息子と二人 君に供える…
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自転車のねずみ捕りこそやってくれ どんどん捕まえどんどん罰せよ
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武士ならば魂の太刀放るまい 人は見てるぞお前の仕草(反大谷)
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昼弁当 夏の疲れか休憩所 思いのほかの深い眠りに
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同僚が里で育てたブロコリや 塩うでにして山葵マヨつけ
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