南風(はゑ)を頼りに開花す サンセベリア 玉蜀黍(とうもろこし)のやうな黄花や
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牛乳を蓋ごと口に押し込んで ぺっと吐き出す屋根家の朝
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新聞をナプキンにしてコンビーフトマト丸ごと噛る朝かな
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身に沁むる 朝日と君の 抱擁に 一歩踏み出す 力を得たり
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夜空には数億年の彼方より光に託す星の存在
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ふと浮かぶ 甘くて苦い あの人が さながら100%オレンジジュース 
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問いかけの 結果を見たく 朝一に 雑誌求めて 自転車を漕ぐ
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明日(あした)またあの娘と来よう公園のサツキの小径(こみち)風も爽やか
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むごきかな誰(た)れぞ名付けし悪しき名を ま白き可憐な小さな花に(ドクダミ)
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さつきすえ水天宮は戌の日で 身重のひとの列や撫でし子
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きみの町にいた雨雲がぼくの町にきました 少しだけ泣きました
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手をつなぐ老夫婦夕方の商店街溶け込む夫婦(めおと)
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詐欺メール 少なき訳を 思案して 高笑ひけり 今日は日曜
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あのうちら  春告鳥(ウグイス) なんやけど  まだまだ鳴かな いけまへんか
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海臨む 回転展望 レストラン 時代よ時代 時代は回る
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チビ猫や そろそろおつめを きらないと 床あるくたび カツカツいうよ
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毬のごと玉紫陽花の揺れる陰 額紫陽花は薄く粧ひぬ
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たのしみは 日本学士院の 先生と 勢ひ猛に 尿(ゆまり)するとき😁 /日本学士院 第81回公開講演会
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シャーペンの 替え芯ほどの 沈香の 煙は燻る 閨(ねや)の奥処(おくか)に
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何ならむ さうざうしさか あてもなく 居間と厨を 行きつ戻りつ
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老いてなほ 美(は)しき爪よと おみ足の 長き指(および)の 先を見てをり
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ダージリン越しに睫の影揺らしゐる 明日の凶弾も知らず(松任谷由実「時のないホテル」より構想)
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つらい時夢に出てきた芸人さん 笑わせるから涙でちゃった
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黄色あり黄緑と緑濃い緑これも善き哉木々を遠目に
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飽くほどに同じ遊びを繰り返す(いっしょにいられるだけでうれしい)
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恥かいて躓き溺れ掴む藁これよりまさる宝物なし
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明け暮れにその時までの暇つぶす フラッシュバックの間(あわい)を生きる
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針の音を親の心音と思う鳥みたいなわたしとあなたの寝息
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鉢植えのみかんに青い実たわわなる卵産まむと飛び交うアゲハ
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赤い靴を履き続けるには勇気がいるんだよ決めたからにはね
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