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小さき私。何になりたかった?うん、甘いね。
ショートケーキか。うん、上手よ。
4
ふと夏を
偲
(
しの
)
び恋しむ 青年は その度 服の雪を払った
13
痛い。きっと昼の牡蠣が当たった。あなたと食べたもの。あなたと食べたから?
5
やむなくも 短期記憶の欠落に いよいよ映える 若き日の
妻
(
きみ
)
21
高層のビルに群がる鴉らの上に
茜
(
あかね
)
を帯びてくる雲
13
たとえもしあなたが私
殺
(
あや
)
めても依然あなたを思慕するでしょう
9
校庭のにおいも教室にひとりきりのつめたさも忘れたくない
7
昨夜から降り続く雪に除雪車が初出動しぬ。もはや融くまじ
6
人はみな未知のウイルス持っているモテモテ♡ウイルスあるよねきっと
13
一年前 思いもしないことだった 病気のねこと 過ごす年の瀬
19
積む雪を片付ける夫ストーブに金時豆はふっくらと煮え
42
迅雷
(
じんらい
)
の粒子を帯びた雨粒は今日も誰かの目覚めを呼んで
18
腰痛に膝痛あれど楽しみつ正月準備勤しみており
22
ドジしても叱られもせぬ日常に「あほやなあ」の声の聞きたし
28
積み上げて、その1つをてっぺんに乗せた途端に崩れる山。食べたのはお前か。
4
それじゃ、とあなたが言う。 今日から座りやすくなったソファー。 元々1人用だったし。
4
腑に落ちぬことは捨ておけ負に落ちる ポジに気張ればポールポジション
12
吾子からの菓子に添えらるメモ紙に
父母
(
われら
)
気遣う文字の嬉しき
30
落ちた量だけ高くなる砂時計の山も戸惑うわたしの未来も
10
フラレたり 残念やけど しゃあないし 雪見しもって 温泉日和
3
急いでも仕方がないことあるんだよベルを無視して終活休み
19
いつの間にラジオ体操輪の中に手足を伸ばすも我は旅人
20
母の居る 空へ届けと ブランコを 力の限り 漕ぐ
星 野原
(
ほしのはら
)
30
題∶「年の瀬」 急ぎ足 新年向う 雑踏に ただ立ち尽くす 我が思いかな
17
見つけたここだった! 世界でいちばん平和な場所 スーパー銭湯の大広間
7
『宇宙には文明を持つ生命体……』たちの実験場なる地球
17
お向かいの洗車の水が撥ねてきて磨いたガラスちょっと気になる
9
後ろ脚引き
摺
(
ず
)
りつ
這
(
は
)
ふ 老犬の命の炎揺らぐ 年の瀬/
17
歳
8
ヶ月
U∵U
29
帰省での携えものに迷いてる吾が食べたきものを購う
8
どようびは
こにゃん
(
コナン
)
をみたら ちゅーるさん おたのしみだよ おくすりのあと
18
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