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大人だろ裏を作れと言われたの かがり続けてもまだ終わらない
0
逆剥けに血が滲むまで歯を立てて刃を構える覚悟は持たぬ
0
きっとだよ きれいに咲かせて贈るから 私が食んで傷ませた夢
0
枯れそうな胸にしとしと古い歌身構えるほど痛くもなくて
1
ゴム長の底に溜めた春の海 濯いでそっと戸を閉める
0
秘密基地跡地に出来たコンビニは僕の少年を弔う墓だ
2
あの人と三十分間話した 独占できた幸せな時
1
旧い絵を石膏筆で塗り潰し 見上げた頭上に消せない群青
2
中庭に悪い林檎が並ぶ語の 饐えた匂いと理想の不在
1
天気予報嘘をついても同じ顔 雲の向こうに動かぬ白日
0
深い瀬の魚になりたい目を閉じて嘆き止まない空のことなど
3
送電線踏んで歩いたさかしまに ずっと泣いてた日々の道標
1
辛そうな窓辺の花と頭を垂れてわたし雨にはなれそうもない
1
リノリウム見慣れたかたちのパイプ椅子とまれあなたはひとりしかいない
2
哀しみを見ない振りしてそっと積む 空がだんだん青くなる
0
耳朶をすきりすきりと詰るのは昇れなかった日々の足音
0
苦い実が増えるばかりで手放せずこんな気持ちが愛ならいいのに
0
追憶のつつじ並木を行く子らの影を辿るは花のなきがら
1
きしきしと踏みしめ歩く純白を歩く先に光が見えた
0
右手曲げ左肩折り首を下げ目を釣り上げて腰を沈める
1
静謐の雨にらんらん花燃ゆる止めた呼吸を空に返せと
0
網膜を残さず剥いでしまいたい正しい世界がうつらないなら
1
あまりにも足りないものが多すぎて蛇足を言える人に惹かれる
2
夕暮れに君を想って泣くことを鼻で笑った君が好きです
1
喫茶店マスター黙って注ぐ水君と僕とは緊張状態
3
「神様が、写ってる」と君は言う。それはハレーションだと言えない、言えない
3
金のすず音なくゆらし人を呼ぶ木犀の日はしめやかに立つ
2
金いろのかをりのつつむ小路には木犀のとき光りたゆたふ
3
わたる風にあかるく光る秋はあり
古人
(
いにしへびと
)
のおもひを歌ふ
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みかん五個りんご七個を買う少女教科書に載る片思い
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