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四半世紀この耳かきと共にあり 今日もホリホリ至福の時間
23
車窓から お墓が続く 景色から パッと桜が 現れた瞬間
8
濃い碧の 深山入りて 白銀の 魂凍つて 碧さ目に沁む
10
外晴れてちょっと遠くの通りまでカラオケ屋から「なごり雪」聞こゆ
17
甲子園実況陣のあたたかさ戦争の根を止めるものあり
10
雪明けの 白銀の矢射し 春薫る 独りまどろみ 呼べど答えず
8
ウェーブする 髪
靡
(
なび
)
かせて 動画撮る はしゃぐ子ふたり 肌浅黒く
9
淡々と全てを置いて進むだけ黄色水仙咲く場所で咲く
25
一緒に居たあの頃よりも あなたのこと考えてる自分 戻らない
時間
(
とき
)
20
連休の最終日には孫
来
(
きた
)
る 初日進めよ二日目疾けよ
17
皮だけを残して枝にある檸檬 君の心の器に似合う
13
角番の危機は綱取り一転の力なくもう人生なのか
27
美意識の 高いおばちゃん 温泉で パックの効果は 如何ほどですの
10
無人車に 不労無賃で乗る人と ただ同然で 資源を掘る人
6
牛食べて 豚食べたら 鶏食べて
肉
(
なみだ
)
の数だけ 上がる霜降り
19
新年と お誕生日や 四月には また今年こそ 切り替えチャンス
6
行きつけの 本屋が潰れる 寂しさを 共有したい 妻にはずっと
11
僕の目に 唇の先 たつ煙 次映るのは 今夜がいい
7
進次郎ならば得意の構文で煙に巻けたろパールハーバー
16
走るたび イヤホン落とし 拾ってる そういう運動? ルームランナー
6
ぼた餅のあんをこなして黒ゴマときな粉を添えて三種供えり
33
ひそやかにつぼみ膨らむ縁側で犬のあくびも春に溶けゆく
19
咲き
初
(
そ
)
むるソメイヨシノに見送られ 姉と
故郷
(
こきょう
)
へ
発
(
た
)
つ 春彼岸
33
恥ずかしい気持ち悪いし見たくないどうか変えてと願う春分
16
季節感特にないけどなんでだろー 語源知りたや春雨春巻
16
青銅
(
からかね
)
の
馬車
(
くるま
)
の守る火の影は八百の結びを誓ひし聖火
10
寒い日がもう少し続いてもいい実は肉まん好きになったよ
5
線路では警察による説得が続いています/酸い夏イチゴ
4
そよ風に 揺れる木の葉の 音色にも 春の
来
(
きた
)
るを 奏で知るかな
17
「姉ちゃんは…」と六十過ぎの弟に意見しているふるさとの午後
30
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