おい鴨よなんであんたはせわしなくいつも羽ばたき飛んでいるのか
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エンジンの音が響かう交差点ひょっこり覗くは紫陽花(あじさい)の鞠(まり)
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くちづけの後も敬語を続ければ あなたの森で迷わずに済む
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不足をば目詰まりしてると言うのなら 目詰まりしてる俺の給料
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奥武蔵 グリーン街道 香る風 葉裏奏でる 森の音楽
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少しずつ 移ろいゆくのが この国の  季節であった 暫(しば)し前まで
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「ひとつだけ」 朗読してた 先生が 声ふるわせて 泣いた教室
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今朝もかと 発車直前バスを追ひ 乗り損ね遅刻す夢を見ゆ
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通勤車輌9割ほどが男性で 本質的に変わらぬ日本
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通勤車輌九割がたが男なり 牡丹芍薬菖蒲やいずこ
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お百度を踏んで頭を垂れる人せめて押したい小さき背中
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桃色のパジャマをまとう幼子(おさなご)を焦茶の腕がそっと抱える
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エアコンを付けるべきか(電気代かさばるから)と悩む母 頼むからマジ付けてくれすぐ
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九十九折前を睨んで振り返る泣いて笑って一歩は一歩
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気がつけば庭の木陰にひそやかに浅葱(あさぎ)の色の紫陽花涼し
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母の口 動き出したら さりげなく「頭ヒヤシンス」 これ効きますよ  #高校の連絡ノート  #覗いたら #娘11
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道端に座る梅の実紫陽花が水無月告げる皐月の終わり
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朝日さす 天満宮の 入口に 落ちた梅の実 踏めぬとよけて
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国民(くにたみ)の 安寧願ふ政 (まつりごと)国難の今真価が問はれ 
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水浴びの番の鴨が飛び立ちて我関せずの口開く鯉
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午前五時太鼓の音が朝を告げ扉開きて大神おわす
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サイフォンのコーヒーが沸く間だけ人待ち顔で時計見ないで
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行きたくない予定と行きたい予定との 狭間でぼんやり 消えたくなる夜
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青い膜包む地球の生命をあまねく照らす十三夜かな
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シングルのシーツの上をまた泳ぐ 冷たい海を探す寝返り
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いつまでも氷になれない水のよう 息苦しくてボタンを外す
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幸せの位置づけにある「一番」が違いすぎたねふたりは個性
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見たいもの 見たいだけ見て 気の毒に 思考の花は 消えていくのみ
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絡む指 肌を這う舌 蝸牛(かたつむり)  恥じらひ 瞼は 固く瞑り
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二日酔い お天道さまに 靄かかり 今宵は月と 水割り一杯
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