十六夜の月を見上げる狭き道恋歌を抱く俵町かな
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寒き夜に土を被せた混合の種の芽吹きて彩り願ふ
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うつし世を夢へ誘ふはつ夏の香れり風の薔薇や麗し
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板の間と 上着があれば 眠れりし もう危険だな 大温暖化
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月明かり 草を刈り込む 午前二時 心整う 一人なりせば
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花の種 幾種か撒いて 色などは 気にせず無事に 開く日を待つ
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店の中 テレビCM ちらほらと 季節先取り もう夏が来る
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親送り 一人暮らしに 憂いなし わが友は今 JAZZが友達 
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真夜中に 自習している 鶯に 学びの術を 教えられたし
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あなたがさ わたしの夢に 出てきてさ このお話の 正解はなに?
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噴き出して 視界がぼやけ 拭えども 果てぬ脂肪と 果てぬ希望よ
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くすぐられ 足跡辿り こぼれては 当てて自慢げ カレーの気配
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更けた朝 ベルに呼ばれて 応じれば パンをくわえて 裏門を飛ぶ
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さよならと 確かにキミは 言ったけど たまに会ってる たまに会ってる
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ただようぞ 二世三世 嘘くせえ 親の尻尾が 子にへばり付き
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おいそれと言えないよ 財宝があるなんて 合言葉よろしくね ね!
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スーパーの 安価ラーメン 装飾し ああ美味しくて 滋養にもよき
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屍と 戯れたりし 子供等に 何を残せり 戦前戦後
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燻ぶって 暗がりの中 喚いては 進む背を見て えらいよぉ!
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ありがとう 二次の狭間を 抉じ開けて 飾らぬ一葉 刺さる稲妻
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編みかけの君のセーター咳ひとつ解かぬままに春を追い越し
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夕暮れに青きセロリを箸にとる君が摘んだ瑞々しき初夏
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建前と本音の間(あわい)懐におさめる深さAIになく
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ラブレターくわえ白鳩飛んでゆく何処か知らない遠くの五月
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汗なのか 小籠包の汁なのか 笛に詰まった涎なのか
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「夏初日」わけは単純ひねもすを暖房なしに過ごす日のこと
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花椒油 舌の痺れは消えぬまま 路地を曲がれば 黒ごまアイス
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たまにはさ ついてない日があってもいい こぼれた水はただの偶然
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文末の絵文字があーだこーだとか君の話に溶けた白砂糖
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卵(こ)を預け吾等に時期(とき)を知らせてるカッコーは子と再会するや
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