イヤホンし  職場でナイツ  ちゃきちゃきの  時を忘れて  勤め終えたり
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御贔屓ごひいき老舗しにせ 畳まれ スーパーであがなひぬ 牡丹餅を供へり
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字余りを 寄せて集めた 路余りに 君の心を ひとくち頂戴
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都合良く見えることだけ吐き出して そろそろ季節のうたでも詠もか
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ごほうびのシールもらいし子は「はって」から「はる」を口にし三月
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通り道桜の有るたび確かめる開花宣言聞いた次の日
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春宵に 月がきれいねと 伝えたい あの月にいる うさぎと君
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てのひらの 千年ひいな お内裏の 右の橘 左の桜 
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寝違えた背中に湿布貼り終える 明日十時の孫を待つ朝
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剃り残しあるわと君は手を伸ばし指先頬にさわと触れたり
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まほろばの春の国ゆくこどもらに二輪三輪はなの寄り添う
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飯くれと絡みつく猫足元にこんがらがって歩けもしない
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朝の卓 卵とパンと 珈琲と ラナンキュラスの花言葉を
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ベランダのチューリップ今朝咲きそろい 孫は晴ればれ卒園式へ
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眠るのも怖くはないね、この蜜が悪夢を溶かすお薬ならば
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積み重なった悔いの層一枚づつ剥がしてくれるのは 子の笑顔ありがとうのひとこと
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旬の味 実家から届く 晩白柚バンペイユ 無心で果汁 啜るヴァンパイア
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お彼岸の助手席の祖父その顔は どの遠足ピクニックより春の輝き
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土曜日の朝は身体をほどく日でナマケモノ的スピードでゆく
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もうこの道は通学路じゃなくただの道になるよ君のいない道
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快晴を 悠々と渡る 白い雲 真白のシャツで 進路行く者
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彼岸だが一面白の雪景色今日も墓には行かぬ土曜日
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三連休  土曜出勤  つゆ知らず  凍てつく朝に  仕事向かう
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短歌という ゲームでもらった ハートの数 死を先延ばす 残機の数
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美しい 頭が裂けそう 美しい 永遠の相 苦笑し生きる 
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大皿に アスパラ菜花さやえんどう 彩りサラダ 春ひとりじめ
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起きぬけに  ラジオのあさこ  耳にして  休みの空気  コーヒーと共に
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空き缶をジェンガのように積み立てて一気に崩すそんな妄想
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春分しゅんぶんを  過ぎて日差しに  ちからあり  零度れいどまで浮く  朝の気温は
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「フラレたら飲もう」と決めてた高い酒。フラレそうだから飲んでしまった。
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