「年齢を 女性に聞くんは 失礼や」その考えが よぉわからへん
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酷じゃないかランチパックのツナマヨに 野菜摂取を担わせるのは
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その昔 子らに問われし E.T.やく しかと答えた 得体の知れない友達
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十七夜じゅうななや仰ぐベランダ 澄む空気 夜半よわ寒気かんきの戻る立冬
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白杖はくじょうを 携え歩く ご夫婦の 子を抱く姿 勇気頂く
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好きだとか 一緒にいたいと 思うなら 素直な気持ちを 伝えてみましょう
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母親の 作るカルピス 濃すぎると やっと証明 カルピスウォーター
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朝焼けに 月が彩る 西の空 早朝勤務 楽しみな時
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ともだちと遊び終わって帰路に着くときがいつまでもこなければな
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病ゆえ四角き景色のみぞ見る人にススキが 知らせる爽籟そうらい (在宅療養)
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昼下がり フードコートで メール処理 珈琲一口 気分を変えて
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捨ててきた悪夢がそっと蘇り影踏み鬼から上手に逃げる
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渋柿を干して安堵の秋の昼 色変はる頃冬は来るなり
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錦秋のもみじ映した山の湯にゆれる湯波に吾はほどきぬ
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三割の 尿意に負けて 三回目 前立腺てふ 深夜の戦線
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暗き朝 目覚める時間ときは変わらねど 夜明けは日に日に遅くなりをり 
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コロニーの 晴れの日の空 見て思う 担当の人 変わったのかな
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冬立ちぬ ぬくもり満ちる 昼日中ひるひなか 喉の痛みに 目覚むる夜半やはん
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もう二度と 俺の前には 顔出すな 金借りに来た 知り合いに5万
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俺んちを 全裸でうろつく キミを見て いつからだろう と記憶をたどる
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慣れぬブラ 慣れぬメイク落とし 洗髪と ブローくらいは できずとも良し
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うまいなぁ うまいなぁって 食べている 好きじゃなかった ひじきの煮たの
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玄関が荷物と共に映り込む置き配画像郷愁誘う
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夜トイレいたら嫌だな柿の木の下あたり見る窓細く開け
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爪研ぎが苦手な猫の爪を切る あたしを傷つけないこの爪を
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浮かんでる光が星ではないことを 知らずに死んでゆく鳥たちよ
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鉛筆で 書いたみたいな人生で 間違えたって擦って消せる
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足音を まるで忍ばず タカタカと 物申したく 吾探す猫
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善悪などとうの昔に手離して もう少しだけ軽くなりたい
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銅像になってる人の業績も顔も名前もまるで知らない
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